NAMM 2013 Rock oN Show Report

Presonus新製品発表会!

NAMM Show2013前日に行われた新製品発表会で『Active Integration』をキーワードにした新製品が登場したPresonus!


Presonus

PresonusはNAMM Show 2013開催全日にショーケースを含めた新製品発表会を開催。『Active Integration』とテーマに10の新製品が登場しました。発表会でのプレゼン資料の画像と共にご紹介いたします!

 

Sceptre

デュアルコアDSPとホーンツイーター搭載の2way同軸パワードモニタースピーカー。8インチウーファー&1.73インチコンプレッションドライバーの『S8』($1,400前後)と、6.5インチウーファー&1.34インチコンプレッションドライバーの『S6』($1,200前後)をラインナップ。

同軸ならではの点音源モニタリングを実現し、高域を出力するコンプレッションドライバーの先にあるローデッドホーンはリスニングエリアのスウィートスポットを広げます。

同軸でホーンツイーターというと、70年代に日本でも活躍したALTEC 604Eのような大型スピーカーが有名ですが、ニアフィールドクラスでこの仕様というのは革新的ですね。

従来このタイプのスピーカーは、ウーファー前に広く広がったホーンが障壁となり、一部の周波数帯域が逆位相になってしまったり、スピーカーユニット同士が近いために音波が干渉しあう等、難しい問題を抱えていました。


しかしPresonus Sceptreはこの問題を、音響技術者でもあるDavid Gunness氏が率いるFulcrum Acousticの持つ「Temporal Equalization(TQ)」テクノロジーで解決しました。

Sceptreに入力された音信号は32it浮動小数点96kHzのデュアルコアDSPチップがリアルタイムで「Temporal Equalization(TQ)」による、極めてフラットで最適な周波数特性に補正を施します。そこから理想的なデジタル信号のままD級パワーアンプに送られて、理想的な点音源として再生されます。
DSPを搭載したニアフィアフィールドモニターというと、各ドライバーユニットのクロスオーバーにDSP処理を施すEVE Audioが日本デビューしていますが、これから増々DSP搭載のリファレンスモニタースピーカーが注目されてくるような気配がします!Sceptreは2013年第一四半期発売予定です。


Eris

E5(5インチ)($300前後)E8(8インチ)($500前後)の2モデル。共にケブラーウーファーとシルクドームを採用。省スペースでの使用が想定されていて、こちらも背面の壁からスピーカーまでの距離により「ACOUSTEIC SPACE」を3段階で調整可能となっています。Sceptreの様にDSPは搭載されていませんが、見たサイズ以上の余裕のあるふくよかな鳴りっぷりが自慢とのこと。2013年4月発売予定。

StudioLive 32.4.2AI

デビュー以来世界的に大ヒットしたデジタルミキサーStudioLiveの過去最大32chモデルが『AI(Active Integration technology)』として登場!

32bit浮動小数点DSPを搭載し、統合されたソフトウェアでシームレスに無線やネットを介しての相互コミュニケーションを実現させる「Active Integration」。StudioLive 32.4.2AIは今回Presonusが掲げたこのテーマの中核を成す製品となります。

本機に搭載されたDSP(テキサスインストゥルメンツOMAP 5 )は従来StudioLiveの64倍以上の処理能力を誇り、さらに現行StudioLive 24.4.2の約1万倍のRAMを搭載。なんと外部コンピューターを使用せずStudioliveミキサー間のワイヤレスコントロールをも可能にします。

32の入力段には全てClass A XMAXプリアンプを装備。従来のStudioliveシリーズ同様、膨大な数のシグナルプロセッサーやDSPエフェクトを装備し、専用ソフトとiPadによるによるワイヤレスコントロールや48 × 32FireWire 800オーディオインターェースとしての機能も健在。スタジオ・グレードの音質にもさらに磨きがかかり、まさにコンパクトな中に全ての機能と+αが詰まったデジタルミキサーとなっています。

そして今回、PresousはDanteのライセンスを取得しニュースの一つとなっていますが、2013年内にはDanteとThunderboltそれぞれのオプションカードが登場するということです。

コンパクトデジタルミキサーの先駆者的存在のStudioLive。価格は$4,999前後、本国発売予定日は2013年4月を予定しています。

 

こちらは『StudioLive AIシリーズ』のスピーカーシリーズとしてデビューする4製品。特徴は何と言ってもDSPを搭載したインテリジェントラウドスピーカーであるということ。最初にご紹介した同軸モニタースピーアーSceptreと同じく32bit 96 kHz デュアルコアDSPとFulcrum Acousticの「Temporal Equalization(TQ)」を搭載。ホーンツイーター同軸スピーカーの弱点を克服し、ミッドスコーカーとツイーターとが理想な周波数特性や指向性を実現した、スタジオモニタークオリティのSR用スピーカーです。

StudioLive 312AI

12インチウーファー、8インチミッドと同軸セッティングされたコンプレッションドライバーによるホーンツイーター、3Wayのシリーズ最小モデル。バンド演奏などの仕様に最適。Class Dパワーアンプ合計2000W。

StudioLive 315AI

15インチウーファー、8インチミッドと同軸セッティングされたコンプレッションドライバーによるホーンツイーター、3Wayのシリーズミドルモデル。さらに余裕のローエンドを求める場合に最適。Class Dパワーアンプ合計2000W。

StudioLive 328AI

8インチウーファー×2、8インチミッドと同軸セッティングされたコンプレッションドライバーによるホーンツイーター、の4Wayのモデル。コンパクトサイズでありながら最大限のワイドレンジとパワーを求めるニーズに応えます。Class Dパワーアンプ合計2000W。

StudioLive 18sAI

18インチサブウーファー。Class Dパワーアンプ1000W。

 

そしてStudioLive AIスピーカーシリーズ(18sAI除く)はStudioLiveミキサーシリーズと同等のXMAXマイクプリアンプを装備した、コンボXLR/TRSライン入力およびXLRマイク端子を持っていて、ギターやキーボードのアンプとしても活用可能です。

また『AI(Active Integration technology)』が採用された本シリーズは全て、「SL Room Control software」を使うことで、ネットワーク上のMac、Win、iPadからワイヤレスでコントロールが可能。(※コントロールできるパラメーターは31バンドグライコ、8バンドパライコ、ミュート、ソロ、レベル調整など)また有線ではUSBとEtherconに対応します。

DSPを使った4つの「オペレーションモード」機能も優れていて、まさに場所と使い道を選ばない多機能なインテリジェントラウドスピーカーといえます。

●オペレーションモード
Normal — live front-of-house
MP3 — music playback
Floor Monitor — stage wedge
User — customizable preset

昨年はLine 6がM20dとL3tによるネットワーキングソリューション「L6 Link」を発表し、2013年は初頭にPresonusが『Active Integration technology』を発表。新世代多機能スマートミキサーとDSPを搭載したインテリジェントスピーカーによる、ローコストで導入できる新たなデジタルネットワーキングソリューションは、小〜中規模のSRシーンにおいて計り知れないメリットを与えることでしょう。今後も注目すべきシーンですね。

PRM1

リアルタイムアナライザ(RTA)やスペクトラムアナライザなど音響解析用として開発された、無指向性リファレンスコンデンサーマイク。

最大許容音圧132db SPLでで20Hzから20kHzまで極めてフラットな周波数レスポンスを実現。StudioLiveシリーズに搭載されたSmaatシステムへの導入に最適です。

★Rational Acousticsとのコラボレーションで生まれた、StudioLive Virtual StudioLive(VSL)ソフトウェア統合されたオーディオ解析/補正ツール『Smaat Technology』の詳細はこちら!>

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