NAMM 2013 Rock oN Show Report

WAVES / Digico DigiGrid #2

衝撃のHDXカードエミュレーション・SoundGrid Serverハードウェア”DLS”


初日の会場と同時にWAVESのMICK氏自らがプレゼンテーションを開始した、大注目のプロダクト!

SoundGridとPro Tools I/Oを結ぶ衝撃のI/F。そして、WAVES SoundGrid Server機能を内包したこのハードウェア、Ethernet接続での拡張性、I/O選択の幅の広さ、そしてプラグインパワーを分散することの出来る機能性の高さで、NAMMで一番の注目プロダクトです。

まずは、こちらの接続図を御覧ください。何と言っても衝撃的なのはHD I/Oが接続されている部分でしょう。今までもI/O部分はサードパーティー各社(Apogee,PrismSound,SSL,Lynx等)からリリースされているのをご存知だとは思いますが、DSPカード部分(HD Core,HDX等)のエミュレーション機器の登場には驚きを隠せません。

更に、この”DLS”を使用することで、HD I/Oだけではなく従来の192 I/Oにも対応し、次期バージョンアップで使用のできなくなるBlue Interfaceの利用を続けることが出来るとのことです。この部分も、TDMユーザーに取っては、HDXへの更新と共に選択肢となってゆくのではないでしょうか。

そして、こちらの”DLS”DLX”のプロダクトと別ページでご案内している”IOS”シリーズの混在ももちろん可能。Pro Tools上で、Audio EngineはSoundGridとして認識されますので高いシステム拡張性とシステムアップの柔軟性を併せ持つソリューションとなっています。

気になるレイテンシーもPro Toolsでの使用時に0.8msとのこと。通常仕様では、問題の無いレベルといえるのではないでしょうか。

DLシリーズに関してはI/Oは2機種。SoundGrid Server機能の有無が違いとなり、64ch分の入出力を可能とする2ケのDigiLink portを備えます。

◎DigiGrid DLS
2x Protools HD connections
2x SG network connections RJ45
1x Word Clock I/O
1 x USB socket
1 x Tricolor LED – ‘Net’ – Front
2 x LED (SGP-I/O) – Front

◎DigiGrid DLI
2 x Pro Tools™ DX10G1M- 26SE connections – Rear
2 x SG network connections RJ45
1 x Word Clock I/O
2 x Green LED (SGP-I/O) – Front
1 x Tricolor LED – ‘Net’ – Front

これ以外にも、システムアップの柔軟性を増す、

◎”MGB” MADI(COAX) to SoundGrid

◎”MGO” MADI(Optical) to SoundGrid

◎”SWI”SoundGridSwitch

といった製品がラインナップされています。

これらは、ライブ収録にSoundGridを活用したり、既存のMADIを利用したDigital Consoleとの接続に使用したりとシステムアップの幅の広がる製品群です。なんといっても、Audio-over-IPをベースとした技術ですので、複数のシステムから1台のI/Oを持ちあったりとした構築が可能。

注目の発売時期はQ2 finalとのことですので、6月と考えて良いのではないでしょうか。 価格もSoundGrid Server搭載モデルが$4000〜$4500とのことで、期待が高まります。

追加情報随時アップ予定!!是非ともチェックください。

http://www.DigiGrid.net/

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars

現在、5点満点中、4.57点です。
この記事に対して、14名の方が採点に参加してくれています

Loading ... Loading ...

現地のレポート・スタッフ他、このサイトをご覧いただいている皆さんが楽しめるようなコメントをお待ちしております! (スタッフへの励ましのお言葉もお待ちしています!)


NAMM 2013の記事を検索
Rock oN AWARD 2013 座談会!個性的な4人4色のトーク!

ページの先頭へ戻る