NAMM 2013 Rock oN Show Report

Dave Smith Instruments

新設計のProphetシンセは従来のアナログシンセにはなかったパラメーターを搭載！聴いたこともない新次元のアナログシンセサウンドに挑んでいます！

つい先日、Rolandの創業者 梯 郁太郎 氏と共にTechnical GRAMMY Awardを受賞した、シンセサイザー博士のDave Smith氏。そのためかDave Smith InstrumentsのブースにはDave氏目当ての来客も多い様子。さすがは有名人！

しかしやはりお目当ては新製品の『Prophet 12』！

Prophet 12はDave Smith氏が開発した、Proohetシリーズのフラッグシップに位置するアナログシンセサイザーで、Dave氏本人いわく「35年間のシンセ開発の中でも最高傑作」という自信作！歴代Prophetシンセのバージョンアップではなく、一から設計をし直したというのもDave氏の意気込みを感じます。

まずは動画でそのサウンドをお聴きいただきましょう！同社のハイブリッドリズムマシンTEMPESTをリズムにProphet 12 1台で即興ライブです。従来のアナログシンセの概念を覆すようなエッジーでグリッチーなサウンドに驚いてしまいます。ピッチベンド、モジュレーションホイールの上部にあるタッチコントローラーが使い方が肝のようですね。

Prophet 12はその名の通り12ポリフォニック。Dave氏がこれまで開発したシンセサイザーの中で最も多い同時発音数となっています。

4種類のアナログオシレーターにLPF、HPF。アンログシンセの基本を踏襲しながらも「Wave shaping and sound sculpting options」「like Drive」「Hack」「Decimation」「Girth」「Air」というこれまでのアナログシンセでは見慣れないパラメターが装備されています。

ビンテージシンセに代表されるスタンダードなアナログシンセサウンドの魅力は一言では語れない永遠の魅力を持っていますが、サウンドの多様性で考えるとデジタルシンセやソフトシンセに敵わないところがあったことは否めません。それが新しい音作りに挑めるパラメーターが加わったことは賞賛すべきトピックだといえます。価格は$3000前後、2013年4月に発売を予定しています。

 

 

http://www.davesmithinstruments.com/