NAMM 2013 Rock oN Show Report

eiosis

Fine、Neutral、Waterという3種類のカーブをもつEQプラグイン『AirEQ』！

eiosisはフランスの新進気鋭のプラグイン・メーカー。CEOのFabrice Gabriel氏はSlate Digitalの設計も担当しているとのことで、若いながらも実績は十分。同社の『AirEQ』というEQプラグインが展示されていたのでさっそくレポート！

まず商品のメインキャッチの「Beyond Analog」は、何とも頼もしい響きです。やるなら高級アウトボードを越えるEQを作ろうという強い意気込みです。「音質のコントロールにおいて、これまでで最も柔軟に対応できるパラメトリックEQ」という特徴とのこと。

具体的には、Fine、Neutral、Waterという3種類のカーブがあり、左側のフェーダーで調整できるようになっています。たとえば一番穏やかなカーブであるWaterとナチュラルなNeutralというカーブの中間にしたり、振り切って一番ピンポイントなFineにしたり。またAirとEarthのノブがあり、それぞれ、高域をブースとすることによる艶や空気感、低域を押し出すことによる迫力を調整できるようになっています。

さらにもう一つのフェーダーが右側に配置されており、これはDry/Wetの調整に使います。WaterカーブやEarthノブなど革新的な機能はもちろん、従来の標準的なEQを基本構成としているので、すぐに使えることでしょう。実際にデモで音を聞かせてもらいましたが、非常にナチュラルなとかつ個性的な音作りができそうです。

価格は、Premiunバージョンがおよそ$300-350、フェーダーのないライトバージョンが$200前後とのこと。日本の代理店はまだないようですが、本国では近日リリースされるとのことです。

http://www.eiosis.com/index.html