NAMM 2013 Rock oN Show Report

Rock oNが選ぶNAMM Show 2013 Best 12!〜 今年一年を占う注目の製品達!〜

2013年の流れを占う製品をピックアップ!NAMM Show 2013期間中4日間を華々しく飾ったビッグプロダクツをRock oNが独断と偏見でランキングしました!


No.1:WAVES / Digico DigiGrid

SoundGrid Server機能を搭載し、WAVESのプラグインを動作することの出来るEthernet接続Audio I/Fの『IOS』シリーズ、そしてPro Tools I/Oを全てのDAWでCore Audioとしての利用を実現する衝撃のI/F。そして、外部のDSP(CPU)パワーでプラグインを動作させるWAVES版UAD-2、WAVES SoundGrid Server機能を内包したこのハードウェア。
もう一つの特徴が、Ethernet接続によるAudio over IPの技術の採用(SoundGrid)。自由自在に信号をルーティングすることの出来るこの技術が遂に汎用のCore Audio Interfaceとして現実のものとなります。先進の技術を集結したEthernet接続での拡張性、I/O選択の幅の広さ、そしてプラグインパワーを分散することの出来る機能性の高さで、NAMMで一番の注目プロダクトです!

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No.2:KORG MS-20

2013年で創業50周年を迎えるKorg。以前からその偉業を記念するビッグプロダクトの出現が噂されていましたが、ここに来て遂にその製品がベールを脱ぎました!このMS-20は当時のエンジニア自らが開発リーダーとなり、オリジナル回路を再現。代替部品が必要なところはエンジニアの耳で判断することで当時のサウンドを再現。なんと約80%ものパーツがオリジナルなんだとか、こだわりようは半端ではありません!!

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No.3:APHEX USB 500 RACK

衝撃の登場を果たした、Audio I/F機能を内包したVPR500シャーシ。APHEX USB 500 RACKを単なるVPR500シャーシと思うなかれ、まずUSB2.0接続のオーディオインターフェースを背面に装備。これが単なるIOの継ぎ足しではなく実に効率的な設計思想を含んでいるのです!単純にAudio I/Fとしての使用はもちろんですが、Pro Tools等のハードウェアインサートとしても利用できるような仕掛けももっています。VPRを楽しみ尽くすための仕掛けが満載、この機材がきっかけとなり国内でもVPRが盛り上がるのではないでしょうか。24bit/96kHzへの対応はもちろん、USB2.0設計ながら5msの超低レイテンシーを実現!

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No.4:RME MADI 5製品

RMEは従来のラインナップを使いこなすため、膨大なチャンネル数をハンドリングするためのプロダクトを新しいレンジとして5機種が登場。実際にシステムを組む際に重要なピースとなる製品の登場は、MADIが 現場で実際に導入が進んでいることを強く印象づけます。メインストリームのFireFaceシリーズでなく最新MADIプロダクトをブース中央に堂々と構えたRMEブース!! MADIの導入に対する意気込みを感じます。多チャンネルレコーディングをEthernet 1本のみで次々と拡張、膨大なチャンネルをリアルタイムにハンドリングする脅威の性能を早速動画でご覧下さい!!

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No.5:iConnectMIDI+シリーズ

iConnectMIDIのコンセプトはそのままに、Audio I/F機能も追加したiConnectMIDI+シリーズが新登場です。しかもAudio IOとして最小バッファーサイズは間もなくバージョンアップで64sampleまで短縮する事が出来る予定だとの事!

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No.6:Moog SubPhatty

Moog Miusicはこのシンセのために回路を一から設計。精確かつ明るいキャラクターを持ったオシレーターが組み合わさったことにより、SubPhattyはMoog Musicいわく「これまでで最もグリッチーなMoogシンセ」に仕上がったということです。

2012に発売されたArturia Minibrute、そしてNAMM Show 2013で登場したDSI Prophet 12など、これまでのアナログシンセの魅力を持ちながらも歪みや独特の倍音を加える機能を持つなど、従来不可能だった複雑な音作りを可能にするアナログシンセが出てきた感があります。このことを多機能で多彩な表現を得意とするソフトシンセに真っ向から戦いを挑んでいるように思えるのは私だけでしょうか。

またUSB MIDIを当たりまえの様に装備したり、Moog Minitaurのサウンドエディット/プリセットソフトウェアなど、DAW中心のシステムに極力スムーズにアナログシンセを導入しようとする工夫も見られます。この流れがさらに加速し、今後、さらにアナログシンセとPCとの融合が進み、DAWとソフトシンセ中心の制作環境に溶け込む形でストレスフリーに使えるアナログシンセが出てくることが予想されます。

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No.7:Universal Audio Apollo

WinとMac 64bit OSに対応! さらにマルチユニットカスケードも遂にサポート!FirewireでもThunderboltでもカスケードが可能に!人気のUAD-2 DSPパワーの拡張を実現!!ユーザーの期待に答えた更新に高いポイントが集まりました!!サードパーティーからも注目のAPI含め魅力的な新製品が多数リリース、非常に勢いを感じるプロダクトです。

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No.8:Mackie DL806

大ヒットDL-1608の弟分となるDL806が新登場! 爆発的ヒットともに得た数多くのユーザーボイスを集めた強力な新機能がソフトウェアアップデートを無償提供!

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No.9:KEMPER The Kemper Profiler PowerHead

専用設計されたClass Dの600Wパワーアンプ搭載の『The Kemper Profiler PowerHead』とそのラックモデルの『The Kemper Profiler PowerRack』がラックタイプと共に発表!

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No.10:Slate Pro Audio MTi

RAVEN小型モデル『MTi』が遂に登場!!何と言ってもマルチタッチである事や自由なGUIカスタマイズ、Raven Tool Barを使ったSoftkey機能による操作効率の向上などは本製品の最大の魅力です。

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No.11:Sonnet Technologies ECHO EXPRESS PRO

遂にECHO EXPRESS PROは内部カードの変更とProTools HDXのための専用ケーブルキットを開発し、ProToolsシステム対応のThunderboltシャーシとなったのです!HDXをもばいる出来る環境に選択肢が増えていきます。Thunderbolt規格の発展を感じさせるプロダクトの一つ。そして、SonnetというPCよりのメーカーもがPro Tools HDXカードに注目をしているという事実に、少し嬉しくなってしまいました。。。

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No.12:AirTurn BT-105

iPadで楽譜を見ながら演奏をするミュージシャンが手を使わずに譜めくりができる画期的なペダルがこの『AirTurn BT-105』。汎用Bluetoothペダルとして様々な使い方ができます!

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  1. 現地のレポート・スタッフの方々お疲れ様でしたー。今年も楽しく拝見させていただきました。現地のグルメレポなど来年も期待しています。

    ロケンロー @ 2013年2月7日 3:24 AM

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