NAMM 2013 Rock oN Show Report
ビンテージNeveに忠実なリプロダクション製品をリリースするBAE(Brent Averill Enterprises)。
あのNEVE1073のすべての機能をAPI500モジュールの3スロット分に収めた『1073D』を展示。AES2012で発表されてから非常に注目を浴びている製品なんだとか。たとえばAPI500専用ケースの有名どころ『Lunchbox』なら6ユニット分のスペースがあるので、ちょうど1073Dを2ch分収納することができる。
ちなみにBAEの現代版1073にはDIのインピーダンスを300Ωに変更できる機能が追加されている。これでいろいろなレコーディング現場でNEVEサウンドが得られることになるだろう。
参考までに、オリジナルのNEVE1073は1969年~70年にかけて開発、販売されたとのこと。40年以上、いまだ多くの人に愛され続けるNEVEサウンド。BAEをはじめとする多くのメーカーがそのテクノロジーを継承する。NEVE氏の功績は大きい。ちなみにオリジナルの1073ユニットはかなり高騰しているが、BAEのAPI500 モジュールの1073は$2,200とコストパフォーマンスに優れる。
こちらは見事なお宝級のビンテージトランスの数々。
「トランジェントとピークをわずかに抑えたファットな質感、スムーズで滑らかな高域のシルキーな質感」BAEの創始者、レコーディングエンジニアでありながら電気技師でもあるBrent Averill氏がそう語るNEVEサウンドを、新品かつ低価格で入手できるこの幸運に感謝したい。
http://www.baeaudio.com/index.php?option=com_content&view=frontpage&Itemid=1
現地のレポート・スタッフ他、このサイトをご覧いただいている皆さんが楽しめるようなコメントをお待ちしております! (スタッフへの励ましのお言葉もお待ちしています!)
記事のタグから探す!