NAMM 2013 Rock oN Show Report

TC Electronic

6トラックのルーパーを搭載した強力なボーカルエフェクターVoiceLive Touch 2が登場!声を楽器として使うライブプレイは未知の可能性を秘めています!


いつ行っても長蛇の列。それもそのはずTC Electronicのブースでトップアーティストたちによるデモンストレーションとサイン会を行っているとのこと。活気溢れるブースは、ミュージックLoversたちで終日盛り上がっていました。

そんな中、いくつかの新製品が発表されていました。まずはボーカルエフェクターの専門サブブランドTC-Heliconかが発表した『VoiceLive Touch 2』!

現在発売中の初代VoiceLive Touchは、ボーカル専用&タッチパネルによる簡単操作のエフェクターとして、他にはない独自性で非常に人気のある製品でしたが、この度大幅進化した2が登場しました!

まず特徴的なのが大幅にグレードアップしたBlue STN LCDディスプレイ。初代は最大でも5〜6文字程度の表示能力しかなかったLEDドットディスプレイでしたが、『2』ではより多くの情報を一度に見ることができる大型なものになっています。

エフェクトのエディットがしやすくなったことはもちろん、今回強力に進化した、別々のエフェクト処理やミュートON/OFFができる6トラックのルーパーをライブで操るため、この視認性の向上は必須であったと言えます。

澄み切ったリバーブに美しくこだまするディレイ…。バンドのボーカルやシンガーはいつでも自分の理想の音質で歌うために、コンパクトでマイクスタンドにワンタッチで設置できるVoiceLive Touch 2を使うでしょう。

そして、声を使ったパフォーマーやビートボクサー、そしてサイケデリックワールドのマッドプロフェッサー。そんな実験的な音を求めて止まない人は、6トラックのルーパーや、逆再生、各種モジュレーション/空間系エフェクト、クレイジーなフィルターなどを駆使し、自分だけの表現を求めてVoiceLive Touch 2を選びます。

声をドラムトラックや楽器として使うために生まれた『VoiceLive Touch 2』は2013年2月中旬¥70,000前後で発売予定です。

ボーカルエフェクターのスペシャリストTC-Heliconと、マイクのスペシャリストSENNHEISERがタッグを組んで生まれた『Sennheiser E 835 FX』が登場!

E 835 FXは、Sennheiserの定番ライブ用ダイナミックマイク『E 835』にVoiceLiveシリーズのエフェクトをコントロールするFXスイッチを搭載したマイク。

このスイッチ以外はE 835の基本性能を受け継ぎ、明瞭でライブ映えするサウンド特性はボーカルエフェクターの乗りも非常に良く、VoiceLiveシリーズのエフェクト効果をさらに豊かなものにしてくる効果があります。

FXスイッチについては、ルーパーのコントロールや、任意にアサインしたショートカットのOn/Offなどに使え、歌や魅せるステージングに集中しながらボーカル自身が演出を施せることを可能にします。

そしてこの度、Sennheiser E 835 FXマイクがVoiceLive Playシリーズとバンドルされたパッケージが発売となります!

強固なボディでペダルタイプのボーカルエフェクター/ルーパーの『VoiceLive Play + Sennheiser e 835 fx(¥40,000)』。そしてギター用エフェクターまで搭載し、ギターと声との化学反応を引き起こすエフェクター/ルーパーの『VoiceLive Play GTX + Sennheiser e 835 fx(¥50,000)』。ライブ派のボーカルに向けた強力なこのバンドルは2013年3月からの発売となります。


そして本家TC Electronicからはギター用のルーパーDitto Looperが登場!各社からルーパーと呼ばれるエフェクターはリリースされていますが、このDitto、信じられないくらいにコンパクト!

ツマミとフットスイッチが各1個ずつで本当にルーパーを使ったプレイができるのか?と思われる方もいると思いますが、それは心配ご無用!ツマミはループしている音のレベルを調整するものですが、フットスイッチは「1回押し」「2回押し」「ホールド(踏み続ける)」の3種類の入力方法を感知。REC/PLAY/OVERDUBやUNDO/REDOの切り替えを行うことができます。

実は私も某ルーパーを持っていて、エレキベース1本でパフォーマンスをしようと練習をしていたのですが、そのルーパーの操作は意外と複雑で、結局演奏に集中できなくなってしまうためお蔵入りさせてしまいました。その苦い経験があったため、シンプルな操作でループプレイができて本来の演奏に集中できるDitto Looperを見つけた時は心が踊りました

ループ時間は上限5分。オーバーダブ無制限で非圧縮24bitオーディオのクオリティ。高品位なアウトボードをヒットさせ続けてきたTC Electronicですから音質は太鼓判です。原音忠実で入力レベルさえ間違わなければループを重ねていってもクリアな音像のままライブを行えます。2013年3月上旬予定で、予定価格は15,000円

「世界中のトップ・アーティストたちによって設計されたエフェクト・サウンドを、対応製品にアップロードすることで各ツマミ類に割り当てられているパラメーターを”再定義”できる機能」それが『TonePrint機能』。そして、ペダルエフェクターやベースアンプなど多種にわたるTone Print製品のエディターソフトがこの『TonePrint Editor』です。

これまで有名アーティストの作ったサウンドをダウンロードして使うのみだったTone Printにさらに深く入り込み、自身でオリジナルのサウンドをエディットすることができます。これは多数のユーザーの声に応えて近日リリースされるもので、無償提供されるということです。

TC GROUP JAPAN
TC GROUP JAPAN NAMM NEWS

 

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars

現在、5点満点中、4.86点です。
この記事に対して、7名の方が採点に参加してくれています

Loading ... Loading ...

現地のレポート・スタッフ他、このサイトをご覧いただいている皆さんが楽しめるようなコメントをお待ちしております! (スタッフへの励ましのお言葉もお待ちしています!)


NAMM 2013の記事を検索
Rock oN AWARD 2013 座談会!個性的な4人4色のトーク!

ページの先頭へ戻る