SR用デジタル・コンソール:iLiveシリーズにラックマウント・タイプが登場!!! レコーディング・ミキサー:ZEDシリーズには小型・軽量モデルが追加!!!
英国の名門、Allen & Heath社の新製品はDJ系の機材だけではありません。主力製品であるミキシング・コンソールもニュー・モデルを発表していました!
中でも来場者の注目を特に集めていたのが、SR用デジタル・コンソール:iLiveシリーズのニュー・モデル「iLive-R72/iDR-16」。小〜中規模の現場向けに開発されたコンパクトなSR用デジタル・コンソールです。
コントロール・サーフェース部の「iLive-R72」は、ラックマウント可能なスリムな筐体が特徴。12本のフェーダーを備え、2バンク/6レイヤーで、実質72フェーダーのサーフェースとして機能します。チャンネルごとに表示色をアサインすることができるため、レイヤーを切り替えた際の視認性も良好。大型の液晶ディスプレイはタッチ・パネル仕様なので、直感的に操作することができます。
ステージ・ユニットとなる「iDR-16」は、16chのXLRマイク入力と8chのXLR出力を装備。3Uラック・サイズとコンパクトで、「iLive-R72」とはCAT5ケーブルで接続します。接続規格はAllen & Heath社独自の“ACE(Audio Control Ethernet)”で、最長120mまでケーブルを伸ばすことが可能。なお、「iLive-R72」にも8chの入出力端子が備わっているので、FOHでのアウトボードやCDプレーヤーなどの接続も問題ありません。
なかなか魅力的な仕上がりの「iLive-R72/iDR-16」ですが、かなり戦略的な価格が設定されている模様(日本での価格は未定です)。これはローランドのM-380&S-1608のコンビと真っ向対決の様相ですね。どちらが優れているかは、ご自身の目と耳でお確かめください!
またAllen & Heath社は、レコーディング・ミキサーのZEDシリーズの新機種も2種類展示していました。今回発表された「ZED-10FX」と「ZED-10」は、10ch入力のコンパクトなレコーディング・ミキサー。チャンネル・ボリュームはロータリー・タイプで、コンピューターの脇にも問題なく置けるサイズになっています。「ZED-10FX」と「ZED-10」はミキサーとしては同一の仕様で、違いは「ZED-10FX」に内蔵エフェクトが搭載されている点だけです。Allen & Heath社のアナログ・ミキサーはHAに特徴があるのか、英国産の独特なサウンドを醸し出してくれますから、個性のあるミキサーを探していた人は要チェックと言えるでしょう!
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