Rock oN Company 2010 NAMM ショー・レポート！

AKAI

AKAIが今年もやってくれました!! ヒット確実のiPhone & Touch内蔵型キーボード「ipk25」にSlim&Flexibleに生まれ変わったAPC20、伝統の「MPC」PAD搭載MPDなど初日の注目を独り占め!!

前日に新製品情報が公開されたためか終止人だかりの途絶えなかったAKAIブース。昨年発表され大ヒットを記録したAPCのコンパクトモデルが一番人気かと思いきや(!)、完全ノーマークの新製品「ipk25」が会場を席巻!! iPhoneを内蔵する発想をさらに一段先へ押し進めた期待の新製品です!!

細かい説明や価格は後々!! まずは一刻も早くこちらをご覧ください!!

やられた!、と思ったメーカーがいくつあったのでしょうか。中央にマウントされたiPhoneは専用アプリケーションによりマルチトラックのシンセサイザーやリズムマシン、エフェクターといったPC同様のコントロールセンターへと早変わり。ipk25自体がインターフェースとして機能するため筐体からRCAによるアナログアウトも可能。さらには電池駆動も可能なためiPhoneバッテリーの心配も無くモバイルもOKです!!

本体には同社LPK同様のMIDI鍵盤にホイール&Bendを追加搭載。 肝心の価格は$99を予定、製品に同梱されたクーポンを使ってiPhone/iPodアプリケーションを無償ダウンロードする形になるとのことです。 (ちなみにiPhoneアプリの単品販売価格は$9.99)

今後はキーボードだけでなくLPDのようなPADタイプや新たなインターフェースの開発も予定。iPhoneを端末としてではなく、PCと見立てることで今回の開発に至ったとの事。昨年のAPCをはじめAKAIの製品開発力には驚かされるばかりです。

そしてAPC40を名前通りに縦に割ったようなデザインの「APC20」。MPDなどこれまでのAKAI製コントローラー同様単純に機能を制限するようなことはせず、新搭載のSHIFTボタンを組み合わせる事によりAPC40に近い機能性を確保しています。PANをはじめ各トラックパラメーターの設定はSHIFT＋スイッチで機能選択した後に各トラックフェーダーでEDIT出来るなどうまく機能性を確保しています。

さらに新製品は続きます。一瞬MPD24と代わり映えしないルックスに見落としそうになったのは同じく新製品のMPD26。

26という数字に違和感を覚え始めて気づいたのですがPADに触れた途端衝撃を受けました。このゴムPAD、正真正銘の「MPC」 PADです!!  従来の薄いコントローラー用PADではなく伝統の厚みと程よい固さ!! MPCユーザーは感動で涙するのではないでしょうか!! その他仕様はMPDシリーズと大差ないのですがこれだけで買う価値十分ありでしょう!! MPDユーザーの皆さんも是非買い替え検討しましょう!! AKAIが遂に伝家の宝刀を抜いたのですから!!

こちらは現時点で実売価格、発売日等未定ながらも今すぐにでも発売してほしいブランドパワー全開の新製品です!!

ソフトウェア全盛の昨今においてこれほどパワフルな製品力をハードウェアで打ち出す同社の姿勢はまさしく賞賛に値するものでしょう!! 私も帰りの機内でipk25のために携帯をiPhoneにしようか本気で悩んでみます…。