SpeakerPhoneのVer.2が発表!! チャレンジングな機能を多く追加し、複雑なシチュエーションを全てIRデータのみで再現しれくれます!!
寂しげにaudioeaseブースに一人佇む金髪眼鏡のお兄さん。新製品あります?と伺った所優しい笑顔で迎えてくれました。他にお客さんがいなかったので僕一人への個人レクチャー開始。今回のVer.Upはaudioeaseしかたどり着けない音像表現への挑戦が強く伺える内容となっていました。
従来の画面を踏襲しながらもMicrophoneやCoverなど見慣れないグラフィックが追加されており、「これ何~?」と聞くと「これはね~」とゆる〜い感じに解説してくれました。まず新搭載の「Microphone」機能について。これはSpeakerPhoneがオーディオソースの再生機器と再生環境をシミュレートできたのに対し、元のオーディオソースがそのマイクでレコーディングされた状況をシミュレートしてくれる新機能。そして面白いのがこちらも新搭載の「Cover」機能。今まで再生環境として小さな木箱や玩具のスピーカーを選ぶことが出来ましたが、これは例えるならその玩具を空き缶やホース、段ボールなどに閉じ込めてしまう言わば二段の再生環境シミュレーション。うまく使えば隣の家で鳴っている音を自宅で聞いている、なんて環境もシミュレーションできるかも。その他にも通常エフェクトとしてDistortionやDelay、Leslie(ロータリーシミュレーター)等を追加し、より細部まで再生環境の設定が行えるようになっています。しかし機能を増やした分煩雑になった感もあるため、MA作業などでシンプルにプリセットを扱えるようなEDIT機能も追加できればよりベストとも思いました。
アップデータの価格は未定ですがリリースは2、3月頃には公開したいとのこと。基本IRデータも増量するとのことですので開発スタッフの頑張りに期待しましょう。
Winter NAMM Showは、数ある音楽機材のイベントの中でも、世界中のデベロッパーから新製品、新技術が発表される世界最大規模の祭典です。現地のレポート・スタッフ他、このサイトをご覧いただいている皆さんが楽しめるようなコメントをお待ちしております! (スタッフへの励ましのお言葉もお待ちしています!)
2009.2.2、コメントの受け付けは終了致しました。感想、ご意見をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!
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