VP-550の後継「VP-770」を筆頭に復刻ショルダーシンセ「Ax-Synth」等新製品はまだまだ目白押し!!
今回も全出典メーカー中最大の規模を誇るRolandスペース。ダントツな数を誇る新製品群に一日中試奏者が絶えませんでした。中でも展示台数の少ないVP-770は順番待ち。独自性の強いLIVEパフォーマンス用キーボードとして各所でヘビーユーザーの多いVPシリーズ最新作を中心にレポート!!
メタリックな表面素材と両面ウッドパネルを携え、旧モデルよりも幾分しまったデザインのVP-770。ヘッドセットマイクがこのモデルから同梱となり、よりパフォーマンスシンセサイザーとしての完成度が高まってきました。実際に演奏してみるとまず驚かされるのがサウンドのクリアさでしょう。以前のモデルはVPでしか表現できない魅力的な要素がありながらもマイクプリアンプやAD/DA性能のせいで音質を大きく損なっていた感がありました。今回は写真の通りグースネックでのテストでしたが通常の音色再生、ボコーダー使用の両面においてノイズが明らかに低減し、音の輪郭が見えやすくなっています。またFANTOM-GXシリーズ用に開発され同時発表されているARXボード最新作「BRASS」がVP-770には内部に音色プログラムとして搭載されており、打鍵の強さや素早さなどで管楽器の様々な演奏表現が飛び出すようにプログラムされています。JUNOシリーズで好評のUSBメモリオーディオを再生可能となりVP1台だけでのパフォーマンスもさらに幅が広がっています。
ボコーダーだけでなく声をモジュレーションソースとして新規追加の音色を演奏する感覚はやはりVPシリーズならでは。国内の発売が待ち遠しい商品です!!
そして次なる新製品も復刻の声が大きかったショルダーキーボード「AX-SYNTH」。旧モデルのようなMIDIキーボードではなく音源を内蔵しておりD-Beamやモジュレーションバー、新規搭載のリボンコントローラーまでを駆使し、自由自在のパフォーマンスを可能にします。残念ながらAX-SYNTHのデモ機はなく、一日数回のデモンストレーションのみの発表でした。サウンドエンジン自体は特別目新しいものではありませんが128ポリの発音数を駆使しギタリストに負けず動き回ってみるのも面白いのかも。合言葉は「Step Into the Spotlight」とのこと。
軽量なパフォーマンスキーボードでは新作の「PRELUDE」がデビュー。スピーカーを内蔵しながら7.8kgの軽さを誇りJUNOシリーズ同様USBメモリからのオーディオデータ再生が可能です。日本国内での発売は未定。
その他にもV-Drumシリーズやホームピアノなどとにかく新製品の多いRoland。その他新製品の詳細はNAMM開場とともに公開中のRoland HPの方でどうぞ!!
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2009.2.2、コメントの受け付けは終了致しました。感想、ご意見をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!
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