VIRUS TI2シリーズ一斉発表!! accessの求めるハードとソフトの連携ここに極まる!!
コンベンションセンターの右角に佇むaccessブースを覗き込むといつものTIシリーズが展示。一見新製品はなしかと諦め気味に聞いてみるとaccessスタッフが目の前の3製品を指差して「ここにあるじゃないか」と切り返し。良く見ると製品のデザインがどことなくTIと微妙に違う!! TI2と呼ばれるこの製品は旧TIを大きく超えた完全なる新作シンセサイザーだったのです!!
まず最初に強調していたのがTIと比較しての内部DSP処理能力25%UP。ただでさえフランス海軍用の超強力SHARC DSPを採用しているにも関わらず何故それが必要だったのか。それは数々の機能とTI2の目指すTotal Integrationを発音数などのパフォーマンスを下げずに扱うために絶対に必要だったとのこと。早速目玉となる新機能「Character」を紹介してくれました。パネル上に描かれたこの機能は単なるFXではなくシンセサイズの過程でトータルのサウンドカラーを「Moog」や「Prophet」などといった実在のハードウェアシンセサイザーに置き換えてしまうという脅威の新機能。PadやLeadなど音抜けの良さで独自の世界を築いたaccessサウンドが丸く揺らぎのあるVintageサウンドへ変化する様は衝撃です。そしてFXにも新規搭載の過激系エフェクトを三種搭載。中でもRolandのRE-20など最近再び注目を集めている「TapeDelay」を単体のハードウェアシンセサイザーが搭載するのは世界初でしょう。
しかしTI2最大のポイントはDAWにおける制作環境でのハードウェアとソフトウェアプラグインのより完全なる融合にあったのです。15日の発表とともに公開されたOS3 betaにより新たなGUIを搭載したVIRUS Plug-InはTI2に完全対応。以前からVST/AU/RTAS全てに対応するVIRUSですからDAWでの制作環境にプラグインとしても自在に取り込んでも良し、TI2の新機能を活かしハードシンセとしてガンガン使っても良し。本日から本国出荷開始とのことです。以前のTIからアップグレードできないのかと聞いた所、TI2はTIとは完全に違うシンセサイザーなんだと一蹴されてしまいましたが、ソフトウェアはTIでも使えるようにするとのことですので国内のリリースをお待ちください!!
(お客様からの御指摘をいただき一部の文章を修正しました)
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シンセファンとしては期待したいです。
Comment by Fine — 2009 年 1 月 17 日 @ 9:42 PM
VirusTIは2でなくても初めからUSB1本でのTotal Integrationが可能です。というかそれがTIの目玉でしょう。
最低限の商品知識くらい頭に入れてからレポートしていただきたい物ですね。
Comment by Trial — 2009 年 1 月 18 日 @ 9:20 PM
従来のTIよりもかなりパワーアップしているようですね。
非常に魅力的です。★★★★★です。
音の違いはどうなのでしょうか?凄く気になります。
あまり繊細すぎると従来のVIRUSらしくなくなるのではという心配と、
もっとぶっ飛んだ存在感になっているのかという期待感が混在です。
現存のTI買い替えの差額とか、実機の状況がわかり次第教えていただきたいものです。
Comment by まるは — 2009 年 1 月 18 日 @ 9:54 PM