2009.01.16

Arturia

驚くほどの進化を遂げたminimoog V2.0、BRASS 2.0が登場!! 本国発売中のoriginもばっちり動いてました!!

Auturia_All

とことんリアルアナログを追い求めるArturia製品ですが新製品やorigin等の製品紹介スタッフは意外にも二名の女性スタッフ。しかしV2の詳細を聞き感じたのは機能のすごさ以上にArturiaのフランスメーカーらしいGUIに対するこだわりでしょうか。ProphetV等の無意味にかっこいいメカニカルなGUIへの疑問はこのV2で解決されました!!

Auturia_Moog3

やはり今回も力の入ったGUIが登場!!

これがminimoog?と突っ込まずにはいられない銀河系グラデーションwindowがいきなりのお目見え。もはやサウンドエンジンは自他ともに認めるArturiaですが、この新機能SoundMapは言わば自慢のプリセットたちを使ってイメージによる音色の生成を可能にします。画面上の四角や三角が実在のプリセットなのですが、単純に位置を指定するだけでなく複数のマークを使って複雑な音色モーフィングなどを生み出すことも可能にしています。サウンドエンジン自体をいじらず、このようなユーザーフレンドリーな機能が追加されるのは非常に心強い所でしょう。さらに四つのSNAP機能を備え瞬時にお気に入りのサウンドを切り替えるだけでなく写真下のようなダイナミックモーフィングも可能なんです。(ちなみにこの画像回転するんです) カタログにも「あるでキューブリックの映画の様に」と記載するほど美しさにこだわるArturia、GUIに気合い入ってます。その力でもう少しCPU負荷軽くならないのでしょうか…いやこれがArturiaの姿勢なんでしょう。

Auturia_Moog4

 

Auturia_Moog2

2D上をランダムに移動させ続けることも可能。

そして次は新たなFilterワークにチャレンジ。minimoog上部2D平面上に表示された「あいうえお」の母音を指定することでサウンドにFilterをかけることが可能。2D平面上を動き回ることで「あいうえお」の母音を自由に使って人間の声の動きに似たフィルタリングも可能にします。

またモデリングの管楽器音源「Brass」もV2が登場。こちらはモデルの追加とホーンセクションの構成が可能となっています。また国内未発売のoriginも元気に稼働していました。moogのオシレーターやProphetのFilterなどを自在に組み合わせるシンセマニア必携のアイテムではありますが国内発売はもうしばらく先になりそうです。また昨年Buy 1 Get 1キャンペーンでminimoogVを登録された方、V1からは無償アップグレードとのことですから近日の公開をお見逃し無く!!

Arturia


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2009.2.2、コメントの受け付けは終了致しました。感想、ご意見をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!

  1. V2ということだったので期待したのですが、GUIの変更のみ
    というこで、残念です。今後に期待したいと思います。

    Comment by 太田 — 2009 年 1 月 16 日 @ 7:12 PM

  2. Brassの2.0には期待したいです。

    Comment by Fine — 2009 年 1 月 16 日 @ 9:19 PM