2009.01.16

Digidesign

003ファミリーにComplete Production Toolkitがバンドルされたお買い得な新パッケージが登場!!!

DIGI_ICON2

 オーディオ・プロダクションの世界を牽引するDigidesignのブースは、常に黒山の人だかり。注目度の高さは依然としてNo.1です。

 

 新製品としては今回、003 Factory/003 Rack FactoryにComplete Production Toolkitがバンドルされた新しいパッケージ、「003 Factory Complete」および「003 Rack Factory Complete」がアナウンスされていました。日本での販売価格は未定ですが、各々を単体で購入するよりも大幅にディスカウントされる模様です。リリース開始時期は、北米では今年の第1四半期中とアナウンスされていました。

 

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 Complete Production Toolkitは、Pro Tools LEシステムの機能を拡張するための純正オプション。これをインストールすることにより、オーディオ・トラックの最大数が128(標準:48)に、ミキサーが最大7.1chのサラウンド対応に(標準:ステレオ)、インストゥルメント・トラックの最大数が64(標準:32)に拡張されます。要するにPro Tools LEシステムの機能を、Pro Tools|HDシステムに肉薄するレベルにまで引き上げる強力なオプション、それがComplete Production Toolkitなのです。Pro Tools LEシステム+Complete Production Toolkitのコンビネーションは、現在手に入るネイティブDAWの最高峰と言ってもいいでしょう。

 

 このように非常に魅力的なComplete Production Toolkitですが、唯一のネックはその価格でした。高価なプラグインが多数バンドルされるので仕方がないのですが、アマチュアがおいそれと購入できる価格ではなかったのです。しかし新しい「003 Factory Complete」および「003 Rack Factory Complete」の登場によって、Complete Production Toolkitはかなり現実的なオプションになったと言えるでしょう。Digi 002/Digi 002 Rackユーザーは、この機会に003シリーズに更新するのもイイのではないでしょうか。ICON/Pro Tools|HDシステム・ユーザーのサブ・システムとしてもオススメです!

 

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 ICONは楽器の展示会であるNAMMショーということで、D-Command ESシステムを中心に展示。写真は昨秋のAESコンベンションで発表され、リリースが待たれるD-Command Producer’s Desk。これによりD-CommandサーフェースにPro Toolsキーボード/トラックボール/モニター・ディスプレイがビルトインされ、D-Controlのような完全なサーフェースとなります。もちろんブルー・カラーのオリジナルD-Command用とD-Command ES用の2つのカラー・バリエーションが用意されます。

 

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 ライブ・コンソールに関しては、AESコンベンションよりも出展数が多いNAMMショー。DigidesignはVENUE D-Show Profileシステムを展示していました。一緒にフィーチャーされていたのは、Wavesのプラグイン群。現在、50以上のWaves製プラグインがVENUEシステムに対応しているとのことです。詳しくは最近Wavesが立ち上げたライブ・サウンド専門サイト:WavesLive.comをご覧ください!

 

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2009.2.2、コメントの受け付けは終了致しました。感想、ご意見をお寄せ下さった皆様、ありがとうございました!

  1. Complete Production ToolkitのProtools LE版に対する情報がほしかったのですが、

    「003 Factory Complete」および「003 Rack Factory Complete」の登場によって、Complete Production Toolkitはかなり現実的なオプションになったと言えるでしょう。

    というコメントを見て少し安心しました。

    Comment by 太田 — 2009 年 1 月 16 日 @ 7:23 PM