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NAB 2015 / musikmesse 2015

Musikmesse 2015 ムービーで巡るショーレポート 総集編

現地でのレポーターが会場を駆け抜けながら撮影したムービーを中心に、新製品の数々を振り返ります!

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4月15日から18日までの3日間、数多くの製品と人をレポートしてきたMusikmesse 2015ショーレポート。現地でのレポーターが会場を駆け抜けながら撮影したムービーを中心に、いまいちどMusikmesse 2015で発表された新製品の数々を振り返ります!

1. Roland AIRA


大小含め10種の新製品が登場したRoland!もちろん大注目はAIRAシリーズ!『AIRA MODULAR』『SYSTEM-1m』『SYSTEM 500』の3機種は、マイナー/ガレージメーカーの強豪がひしめくモジュラーシンセ界にメジャーメーカーが投入するモジュラー製品群!

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2. RME


Babyfaceの後継機種『Babyface Pro』がMusikmesse 2015に登場。

Babyface Proは音質向上のために、まずアナログ/デジタルの両回路を刷新し最大118dBAのSN比を実現。メイン入出力もブレークアウトケーブルを排し、直付けのXLR端子を装備。さらにヘッドフォンは2系統(標準とミニプラグ)で、標準側はハイインピーダンスのヘッドフォンにも対応することでユーザーの幅を広げています。バスパワーを強化することによってコンデンサマイク2本の同時使用ができるようになったのも大きなポイント!6月末、10万円前後で発売とのこと。
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3. Avid


NAB 2015開幕前夜の4月14日にラスベガスのAVID Connectで多数の新製品を発表したAvid。それらはもちろんMusikmesse 2015にも展示されました。

世界のライブサウンドをFOHから支えるVenueラインに、ハイサンプルレート対応のフラグシップモデルのVENUE | S6-Lが登場。Ethernet AVB& Dante接続対応や 最大4つのタッチスクリーン搭載のほか最先端のライブサウンドを迅速に生み出し管理する機能が備えられています。

Pro Tools | Controlの実機&動画プレゼンテーションも披露されました。

ビデオインターフェイスのDNx IO。中はBlackmagic Design製となっていて4K対応、新しいコーディックのDXxHRもリアルタイムでエンコードなどNitris DXの上位機種という位置付けの製品となります。
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4. EVE Audio


EVE Audioは同社ニアフィールドモニター最小のデスクトップモデル『SC203』、パッシブモニタールーター『PMR 2.10』の2機種を発表。

SC203は、ウーファー経3インチのシリーズ最小モデル。2Wayのスピーカーユニットを30W+30Wのバイアンプで駆動させるパワードモニタースピーカー。ツイーターはこのモデルのために開発されたµA.M.T. Tweeter(マイクロA.M.Tツイーター)を搭載。小口径スピーカーでは再生が難しい歪みのない重低域の再生をDSPが行います。EQ処理だけではなくスピーカーの挙動をDSPがコントロールするのです!
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5. Native Instruments


DJのためのマルチトラックフォーマット『STEMS』、サードパーティーをNIコントローラーで自在に操る『NKS』など、アーティストやサードパーティーをも巻き込む新規格を発表。

NI社は独自の開発力をオープンプラットフォームにし、サードパーティーを巻き込みながら新しい表現方法を提案しようとしています。12万円相当のインストゥルメントがKOMPLETE KONTROL と MASCHINEに付いてくるなどユーザーに嬉しい発表もあり話題になっています。
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6. Universal Audio UADプラグイン


AD/DAのブラッシュアップやカスケード接続によるApolloやUADの追加拡張など、リニューアルされた New apolloシリーズ!Musikmesse 2015の開場1時間前に衝撃発表、そして当日からの販売開始や実機試聴など積極的なセールス戦略も新鮮です。

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7. Bigwig & Linnstruments


毎回展示会ではEVE AUDIO や NEKTARとコラボしたブースを構えるBitwig。今年はそこにあのロジャー・リンが発明した新しい電子楽器Linnstrumentsが加わっていました。

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8. ROLI


ロンドン発のRoliは前衛的なキーボード「Seaboard」を開発するメーカー。2013のデビュー以降、表現の可能性を追求するキーボーディスとを中心にユーザーが広まっています。そのSeaboardのデモンストレーション動画を撮影しました。

指先のビブラートや指圧でコントロールする音色は複雑で音楽的です。
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9. WesAudio


世界初のVST&AAXプラグインフォーマットをサポートしたアナログ1176スタイルの500シリーズコンプ『MIMAS』を発表したWesAudio。

いよいよAPI500アウトボードもCPUとつながる時代に突入。サウンドに関する部分はアナログデバイスで構成されますが、PCとUSB接続するとプラグインでオートメーションなどデジタルコントロールに対応します。

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10. Focal


最上位機種SM9に搭載されていた3Way/2Wayの切り換え機能を搭載したニアフィールドラインナップのTRI06 Be。

5インチウーファーと1インチツイーターが搭載されている円盤はネジを外すことで90度に回転するので縦でも横でも好きな置き方ができます。全帯域でナチュラルなサウンドの3Wayモードと、限られた再生周波数帯域のアプリケーションへの対応や、サブモニター代わりに使用することができる2Wayモード。新しいモニタリングワークフローが生まれます。
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11. DiGiGrid


SoundGridネットワークを拡張する「IOX」の国内出荷が遂に始まったDiGiGridのブース!

日本でも導入例が多くなってきたDiGiGrid。これからのスタジオや制作事情のワークフローにマッチした各種機能を持つ製品展開が期待されています。
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12. Prolight + Sound 2015 フランクフルト レポート


Musikmesse 2015と同時開催している「Prolight + Sound 2015 フランクフルト」から注目機器をレポート。

コンサートや舞台の照明関係者にとっては最大級の見本市ということでヨーロッパだけでなく、アメリカやアジアの国々から視察する人も多い巨大な展示会です。
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13. CME

CMEブースでは先日発売したX-Key37シリーズを使ったジョーダンルーデス氏によるデモンストレーションを実演。

世界的に名のあるプレイヤーのでも演奏が観られるのも展示会の楽しみの一つです。
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14. MODAL ELECTRONICS


ハイエンド・シンセブランドのMODAL ELECTRONICSからは3つの新製品。動画はフラッグシップのMODULUS 002(12ボイス・マルチティンバー)です。

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15. Teenage Engineering


まるで電卓?ゲームウォッチ(懐)!?Pocket Operatorシリーズ3機種はレトロなルックスに最新のデザインと遊び心を持った電子楽器。

この記事を作成現在Rock oN渋谷店に実機を展示中。ぜひ音を出してみてください。本気で使えるローノイズ&味わいあるデジタルサウンドです。オモチャみたいですけどオモチャで終わらないのがこれのすごいところです。
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16. Zynaptiq

まるで魔法のようなプラグインで毎回私たちを驚かせてくれるZynaptiq。Musikmesse 2015では2Mixからドラムだけの成分を調整できる「Unmix::Drums」を発表!

百聞は一見に如かず。まさにそれを表すような衝撃的内容。Unmix::Drumsは中心部のオーブ上のパラメーターを上下するだけでドラムの成分の抑制や増幅を可能にします。
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Native instruments のNKSやSTEM。そしてここには掲載できなかったSENNHEISERとApogeeが作ったMKE 2 digital、RNDとSE Electronics共作のThe RNT。このほかBitwigやガレージメーカーの集合ブースなど、いま各社がお互いの技術やマーケットを開き合い、結びつくことで新しいものを生み出そうとしている。Musikmesse 2015はそう感じさせる展示会だったように私は感じます。それは楽器メーカーの最大手Rolandがガレージメーカーの懐に飛び込んだ、いま加熱しているモジュラーシンセがメタファーになるかもしれません。もちろんそのガレージメーカー達はみなRolandに影響を受けてシンセサイザーを作り始めているわけです。

ユーザーはずいぶん前から、メーカーからの提案を待たず自ら情報を発信し、繋がりや表現の場を自ら生み出しています。それは楽器や制作業界に限りません。これは上流にいる大手メーカーが下流のマスユーザーに対して決まりきった情報や製品を流すという、これまでの仕組みはもう通用しないということを指しています。メーカーもずいぶん前から旧態の意識をシフトする必要に迫られています。その中でRolandやNI社を始めとした大手メーカーがいま改めてユーザー目線に立ち返り、また「おもしろいこと」を始めています。「成長」から「成熟」へ。大手メーカーの動きが中小そしてプライベートブランドも巻き込んでこれからの制作機材をもっともっとおもしろくしてくれることを願います。

Writer IH富田

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