ハイクオリティなユーロラックモジュールを作るメーカー、EMW-ELECTRONIC MUSIC WORKS-のブースを発見!EMWは1986年にシンセビルディングをスタートし、今年で29年という実績を誇ります。29年間様々な技術やノウハウが蓄積され現在の豊富なラインナップが揃っています。
ユーロラック企画のモジュールはなんと90製品以上のラインナップを誇り、ベーシックなものからマニアックなものまで網羅されています。
今回展示されているセットの中で二段目で赤いLEDが灯っている中央のモジュールのうち、右側は「VC WAVETABLE LFO」というモジュールで、内部に31個のウェーブテーブルを持っており、ノイズからリズミックなサウンドまで自在なモジュレーション・ソースとなります。
ユニークなパッチ・シンセサイザー
また、EMWはユーロラックにもデスクトップタイプのシンセサイザーや「PATCH SYNTHESIZERS」という一風変わったマシンも作っています。「PATCH SYNTHESIZERS」は三機種発表されています。それぞれが特定のシンセのある種エディターとして動作します。
・JX-810P(JX-8P / MKS-70用)
・DW-8K( DW-8000 / EX-8000用)
・ALPHA-50(Alpha-JUNO 1, Alpha-JUNO 2 and MKS-50用)
これらは接続したシンセのパッチをランダマイズするマシンですが、ただのランダマイズではなくインテリジェントなプログラミングが施されているとのこと。
メーカーによるとシンセを触る人はエンベロープの設定などに癖があり、それを予期せぬ設定にすることで創造性が高められるとのこと。これは面白い!そして対象シンセのチョイスがまた渋い!
新しいモジュールを創り出しながらも過去の名機を活用する製品も生み出す、愛に溢れたメーカーですね。応援します!
Writer:ACID渋谷
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