クアッドコプターを使った空撮スタイルを爆発的に広げる先駆けとなったDJI。
今回も空撮、ジンバルともに新製品が発表された事も有り、ブースは非常に混み合っていました。
【PHANTOM 3 PROFESSIONAL / ADVANCED】
まずは、直前に発表のあったPHANTOM 3。
これでもかと大量に展示されています。
外見的には大きな変更は無いものの、アクセサリー関連で大きくバージョンアップがされているようです。
これまで前方が分かりやすくする為についていた2本線・・・赤、青ときて今回はなんと!ゴールドとシルバーに!!
この違い、ゴールドはプロフェッナルと銘打ち4Kの撮影に対応し、シルバーの方はアドバンスドということでHD 1080/60Pに対応しているとの事。
また、GoPro等の外部カメラを乗せるオプションは無く、Phantom 2 Vision+のようなはじめからカメラが乗ったバージョンのみとなりました。
コントローラーも刷新され、更に使いやすいレイアウト・デザインとなっています。
大きく追加されたものとしては、先に発売されたInspire 1に搭載されていたVISION POSITIONING(本体の真下を探り、自身の位置・高度を設定、GPSに頼らない
位置補正をするシステム)が搭載されました!
これにより、室内の用なGPSの使えない場所でも安定して撮影できるようになったとの事。
細かいところではバッテリーも残り容量が分かりやすくLEDでサイドから見えるようになっています。
【Inspire 1】
大量のPhantom3が展示されている中にInspire 1も発見。
Phantomより一回り程大きいサイズながら、ランディングギアとプロペラを繋ぐアームが1本となっており、なかなかのサイバー感があります。
Inspire 1はそのアーム〜ランディングギアが離陸の際に上方へと上がり、360°撮影が可能という特徴を持っています。
回転させながら撮影、横移動させながらカメラだけパーンするような展開が必要な撮影ではInspire 1が必須ではないでしょうか。
【SPREADING WINGS S1000+ / Zenmuse Z15-A7】
Phantom3、Inspire 1、の上位機種とも言えるS1000もS1000+となって新登場!
S1000はプロ向けのヘビーウェイトカメラへ対応したドローンとなっており、最大11kg(24 pounds)まで対応可能。
今回新しくなった点としては、8本のアームが簡単に折り畳める機構が搭載されました。
電源も新たに設計されたとの事ですが、ホバリング可能時間は15分となっています。
カメラを乗せるジンバルに関しては、DJI社のZenmuseジンバルに対応しており、Zenmuseジンバル自体は様々なカメラ用のモノが用意。
最新のものとしてα7S用が発売となったようです。
【RONIN M】
ジンバルとしてはハンドヘルド用としてRONINがリリースされているDJIですが、NAB2015ではライトウェイトなカメラに対応したRONIN Mが新登場!
RONINでは負荷重量7.6kgであったところRONIN Mで3.6kgになったものの、デジタル一眼とレンズの組み合わせで使うぶんには申し分の無いパワーではないでしょうか。
それ以上に全体の重量が4.2kgから2.3kgになった事で、より使いやすくスピーディーに動かせるようになったと思います。
RONINから引き続き、セカンドオペレータ用のコントローラーも付属。
さらに細かな部分でブラッシュアップがはかられているようでした。
なお、今回の展示では、RedrockMicroのワイヤレスフォローフォーカスが組み込まれた形で展示されており、撮影オペレータとカメラオペレータが専任でつく、よりプロフェッショナルな現場向けの展示をしていました。
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