オレンジになったDDPは精力的に新製品を発表しています。ソフトウェアも早くもV4が発表されその進化の速度は止まりません。NASの各社が開発スピードを上げる中、SANベースのDDPはNASと同様の使い勝手と速度の両立を目指しています。
今回の目玉として紹介されたのがこちらのDDP 60EXR。なんと4Uの筐体に60本物HDDが搭載可能なモデル。内部はHDDでうめつくされるためDDP HEADと呼ばれるコントローラー部分は別体となるのですが、驚異的な密度感と思いませんか?現在4TB HDDまでのサポートが有るDDPはこの筐体一つで240TBの容量です。
会場では、このモデルがHEADを含めてのリダンダントシステムででも動作をしていました。
もう一つのハイエンドモデルがこちらのDDP 48D。9Uの巨大なシャーシに48ドライブの構成。こちらはサーバーヘッドも内蔵しています。4TBのHDDを採用すればこの一台で192TBの容量。モンスターマシンですね。
これはDDP 48D SSDモデル。会場では4K DXPのスムーズな再生をデモンストレーション。このモデルの実力から言ったら、4K DXPの1.4G/sという帯域もそれほどアクセスすることなく再生が行えています。接続は10GbEを2本のボンディングでした。
これは、モービル用の一体化されたPro Tools System。Micro DDPとの組合せで、高速かつ安定した環境での収録が行えるということをアピールしています。やはり、サーバーのメリットは高速であるということはもちろんですが、安定という点も忘れてはいけません。RAIDシステムは収録後もそのdataの安全性に関わります。RAID 5であれば1台、RAID 6であれば2台までのHDDの故障に対してdataの安全性を確保します。コンサート収録などの現場であれば収録後のバックアップが欠かせないと思いますが、どうしても時間がかかってしまします。すぐの撤収なででバックアップできずに怖い思いをしたりということもあるかもしれません。そういった方は、是非ともサーバーの導入を検討してみませんか?保険だと思えば十分に価値のある投資になると思います。
Writter Y.Maeda
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