コンピューター用のグラフィックチップで有名なNVIDIA。なぜNAB 2014に出展?と思う方もいるかもしれませんが、いまや映像 / 編集業界は動画の変換や、編集のアクセラレーションのためにGPU(Graphic Processing Unit)を利用するソリューションが主流となっています。そのため会場でもGPU Accelaration、GPU codingといった技術展示を行っています。
こちらは、NVIDIA IRAY VCAと呼ばれるレンダリングアクセラレーションの展示。3Dフレームから写真画質でのレンダリングをAccelarateする技術とのことです。
もう一つが4K De-Bayering。やはり4k動画となるとその処理は1kと比較して単純に考えても4倍。ベイヤーパターンと呼ばれるノイズを除去するのにもかなりのプロセッサーパワーを必要とします。それをGPUで行うというのがこちらの展示。
そしてもちろん、実際にPC内部で動作しているGPUカードの展示も。
ハイエンドのワークステーション向けのボードに混じって、奥から2番目に携帯デバイスがあるのにお気づきでしょうか?
NVIDIAはTegraと呼ばれるCPUも生産しています。こちらも携帯デバイスに3Dリアルタイムレンダリングを必要とするアプリケーションを導入することを可能とする最新のソリューション。こういったポータブルデバイスの進化が今後インターネットコンテンツの4k化の際のデコードなどにも活用されることでしょう。
「ビジュアルコンピューティング」とNVIDIA社が呼ぶグラフィックに関する全ての高速化に必須機能となりつつ有るGPU。BtoBがメインの展示会ならではのブースだと感じますね。
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