Pro Tools Cloud Coraborationと並ぶクライアントのもう一つの柱、Media Composer Cloud。これは従来のInterplay Sphereを発展させたものです。
Internetを通じて世界中どことでもつながってコラボレーションを可能にしていたInterplay Sphereは、プロキシベースの連動とEDLベースの編集点の連携を主として動作を行うサービス。このCloudサービスに関しての詳細プレゼンはありませんでしたがどのように、機能拡張されるのか期待の高まるところです。
Media Composerはこの機能を標準のものとすべく、次期バージョンの発表が行われています。現行がVer.7なので次はVer.8と思っていましたが、今後はあえてナンバリングは行わずCloudの進化とともに単純にMedia Composerというエンドアプリケーションとして進化を続けるということが表明されました。
ライセンスの形態も月額課金、年額課金といった期間でのCloud サービス込の料金形態と、企業向けと思われるFLoating Licenseでの期間を区切った課金を新たにスタートするということ。
もちろん従来通りのライセンスの導入形態も準備されるということです。もう一つ、今までInterplay接続用に供給されていたInterplay editionはなくなるということです。
facilityに関しては、Private CloudシステムとしてMedia Central Serverを導入氏その上でサービスを走らせる事になります。
導入コストはLess than $10Kとのことなので、まさにサーバPC一台分のコストからスタートできるということになりますね。そしてこのサーバー内で動かす事となるアプリケーションがMedia Central UXと呼ばれるコア・テクノロジーということになります。
また、バックボーンのイントラ・ストレージとしてISISシリーズが提供されるのは、従来と変わりありません。
ISISに関してもアップデートの情報があり、ニアラインモデルISIS 2500は容量増加とコストダウンの案内。ISIS 5500は最大接続数が従来の6台から12台に増強されるとのコメント、そして、3rd Party Appに対してもストリーミングの可能性を高めるバージョンアップを予定しているとのことです。
今まで以上に使い勝手の良い共有ストレージとして生まれ変わるアナウンスは全てのユーザーにとってwellcomeな発表ですね!!
サポートも従来通りにMedia Composerは1年間の初年度保守が標準で付属し、2年目以降は$299でのサポート提供となるということ。かなり価格が安くなっていますが、年額課金のソフトウェアライセンスと合計して従来通りということではないかと予想しています。
今までも存在したInterplay Sphereを推し進めるMedia Composer Cloudは派手さや、目新しさはありませんが、大容量の動画メディアをCloudベースで運用する実績のあるシステムをベースとしているので、いち早くその姿を市場に表すのではないでしょうか?
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