満を持してSTUDERから登場した新製品 VISTA X。ミキシングコンソールはVISTA 9と似ていますが、一番変わっているところはコンピュータの心臓部であるDSPエンジンです。
DSPに新しくInfinity Coreを採用し、そのパワーは5000チャンネルのルーティングを可能にするとか!大型コンソールのオーディオDSPとして、既存のSHARKやFPGAではなく、新しいInfiity Coreだからこそ実現されたパワーですね。
また、CPUベースのDSPも搭載しているとの情報もありました。通常使用しているDSPが故障してしまった時、CPUベースのDSPと切り替えられられますので、冗長化されています。
また、オーディオインターフェイスもD 23 I/Oが同時発表となりました。装着できるカードは共通のものですが、VISTA XはDSPがInfinity Coreになり、Infinity CoreとD23 I/Oを接続するのがA-Linkとなりました。
A-Link対応となったので、このインターフェイスから直接MediorNetに接続出来ますね。Vista 9 同様にA-Link対応とは謳っている物の、親和性はそれ以上です。
SHARKやFPGAは15年以上前の「過去の物」という結論と思えて、とても驚きました。と同時に、STUDERの方向性は間違いなく大きく前進していることを裏付ける製品でした。
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