国内上陸からその正確な再現性で高い評価を得ているEVE Audio。遂に第2世代とも言えるラインナップがMusikmesse 2014で登場です。その特徴は、パッと見ためにもデカイ!と思わせるRibbon Tweeter “RS6″搭載です。全てのユニットが新設計となる新しいフラッグシップとして、まさに第2世代と呼べる3-wayのシステムのデビューです。
ラインナップは2種類
・10inch woofer 搭載 SC3010
・12inch woofer 搭載 SC3012
●Big SizeのWoofer unitを搭載、迫力の低域再現
EVE Audioの従来のラインナップにもあった3-Wayは、同一のサイズのWooferとMidrageを組み合わせたコンパクトなモデルでしたが、今回のMusikMesseで発表されたのは10-inchと12-inchというBig Sizeの全くの新設計となるWooferを搭載した3-wayシステム。その周波数特性は10-inchモデルでさえ29Hz~と書かれているところにその実力を感じることが出来ます。もちろん、これだけの後継があれば低域のボリューム感も十分、DSPの制御により調教された位相の揃った再生音はまさにリファレンスと言えるクオリティー
●新開発の”RS6″ribbon tweeterは高SPLと低域再生特性を獲得
質量の軽いRibbon Tweeterは低域の再生が苦手と一般的にされています。この新開発の”RS6″は面積を多くすることで弱点を克服、今までのモデルに搭載されていたTweeterのクロスオーバーが2.5kHzだったものを1.7kHzにまで下げることに成功しています。
更に、10-inch/12-inchという大口径のWoofer unitと組み合わせても遜色の無い高い音圧を出力することも可能としています。更にMidrangeの5-inch unitもカーボン素材を使用した新設計の物。EVE Audioのこのモデルに掛ける意気込みを感じます。
●もちろんDSPによる制御技術も搭載されています!!
入力された信号は24bit/192kHzのAD変換されDSPにより、位相、アライメント、周波数特性、レスポンスなどユニットとしての特性を調整され、理想的な音源としての出力を可能としています。PCMにて調整されたAudio SignalはPWMへと変調されそのままClass D Amplifierにて増幅されユニットを駆動します。このシンプルな設計こそがサウンドのニュアンスを余すことなく再現するEVE Audioのクオリティーの秘密とも言えます。
デリバリーのスタートは2014年9月を予定、価格はSC3010が4000€、SC3012が5000€程度を予定しているとのこと。全てが新しい、EVE Audioのフラッグシップが登場したMusikmesse 2014 Eve Audioブースでした!!
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