システム設計や、業務用の音響/映像機器の設計まで手がける大手の日本メーカーTRITECH(トライテック)。
新製品のLH2000Dは2chの高音質マイクプリと24bit A/D出力を搭載した製品です。
Focusrite製品にも搭載され高音質トランスの代名詞でもあるLUNDAHLのカスタムトランスを採用(TRITECH社はLUNDAHLの代理店をしています)し、A/Dにはシーラス・ロジック社のフラグシップADC 『CS5381』を搭載。2chというシンプルな仕様の中で音質にこだわった設計となっています。映像や放送現場だけでなく音楽制作にまで訴求する製品ですね。
TRITECHはシステム設計の大手としても有名で、数多くの案件をこなす中で「こういう機材が欲しい」というものを実際に自社で製造していますが、
LH2000Dその他のスペック
・96kHzサンプリングまで入力されたワード・クロックに自動追従
・ゲイン設定は 10dBステップと±10dBトリムで操作性が向上。
・ファンタム電源、フェイズ切替え、HPFに加え、ソフト・リミッタを実装。より使いやすく、高コスト・パフォーマンスを実現
・各チャンネルに LEDレベル・メータ、クリップ・インジケータ、リミッタ動作インジケータを装備。
・専用電源ユニット付属。
こちらは昨年のInterBEE2013にも出展されていたFDS-8。
フェーダーの位置情報をMIDIのコントロール・チェンジ情報として出力しているデジタルコンソールのMIDIを受け、対応した接点出力から外部機器を動かすための信号を発信する機器で、別名「Kickman」の相性で呼ばれています。
具体的な使い方としては、ある一定のフェーダー位置に達すると他機材をコントロールする信号をだすということでCDプレイヤーのフェーダースタートや効果音発生、照明機器の操作などを行うことができます。
もともと24ch分をコントロールできるFDS-24という製品がありましたが、もっと少ない数で十分という現場の声を受けて8chのこのモデルが開発されました。
やはり現場の声を最優先してかゆいところに手が届く製品開発をしていく、TRITECHらしさを印象つける製品の一つと言ますね。
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