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InterBEE 2014

InterBEE 2014:Avid

多彩なイベントとサードパーティプラグインで構成されたAvidブースではAES発表Pro AAX Plug-In2機種のデモンストレーションを実施!

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AvidブースではFull 4K対応を果たしたMedia Composerや、先日のAES 2014で発表された「Pro Mutliband Dynamics」と「Pro Sub Harmonic」の7.1ch対応Pro AAXプラグイン、そしてS6最新アップデートなどといった多様なイベントを展開! 今回AESでは詳細をお伝え出来なかったPro AAX Plug-In2機種をご紹介!


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まず「Pro Sub Harmonic」、Low Frequency Generatorの名の通り低域周波数の倍音付加プラグインなのですが、従来の競合製品のように設定された周波数帯域をブーストするのではなく、トラック上のソースに合わせて付加される周波数帯域を柔軟に変化させることが特徴です。

なのでかける素材を選ばず、例えばヘビーなドラムループの存在感をコントロールしたり、シンセベースのサブオシレーター代わりに活用出来るなど、アイデア次第で実に多彩なサウンドメイクを可能にしてくれます。

素材の特性を知ってからエフェクト周波数を決めてかける、という音楽的ではない作業も実際には(往々にして)ありますが、Pro Sub Harmonicはそのような設定抜きにクリエイターにも積極的に活用してほしいプラグインです。ある程度素材とのバランスをDriveツマミで知った後、ボトムを調整するためのシンプルなパラメーターといった印象。SONNOXのTransModなどトランジェント系のプラグインなどとうまく組み合わせればオケでのトラックの存在感を思うがままに操れますね。

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次に「Pro Mutliband Dynamics」、見た目でただの4バンドコンプと考えてはいけません。もちろん帯域毎のバイパスやグループコントロールなどは競合他社同様に機能しますが、本製品に含まれるMultiband Splitterこそ本プラグインの本領と言えます。

4つの帯域をProTools上のAUXインプットトラックへセパレートすることで、1バンド毎の帯域を個別トラックとしてプロセッシング出来るのです。となれば特定の周波数をサイドチェインに活用するもよし、低域部分にPro Sub Harmonicをかけるもよし、高域にWAVES S1のようなステレオエンハンサーを付加するもよし。どの周波数で帯域を分割するかはユーザー次第、こちらもアイデア次第で音作りに積極的な活用が可能です! マルチバンドコンプ難しくて使いこなせなかったという経験を持つ方にも、コンプレッションのもっと音楽的で新しい活用法を模索する方にも、是非試してほしいマルチバンドコンプレッサーです。

後発ならではの利点を生かし、シンプルかつ奥深い発想、そして色づけのないクリーンなサウンド。Pro AAX の実力を遺憾なく発揮する新プラグイン、是非あなたのProTools環境に導入してください!

Avid

Writer : Takemoto

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