本日InterBEE初日にアナウンスされた株式会社Synthax JapanによるSEQUOIAの取り扱い開始アナウンス。特にクラシック音楽制作、ブロードキャスト、マスタリングの分野で絶大な支持を得ている同製品とRME製品によるドイツ国内での信頼あるコンビネーションはスタンダードとして広く普及しています。
RME、そして同社レーベル活動とのコンビネーションはもちろん、クラシック音楽制作における画期的機能の数々、そして将来のブロードキャスト、ファイルベース環境を見据えたレンダリングなしの出力など、SEQUOIA 13だけが持つ先進の機能とコンセプトが今注目を集めています。
●オブジェクト単位での独立したオーディオ編集システム
非破壊編集が当たり前となった今でも、トラック単位での編集、エフェクト処理がDAWの基本概念になっています。MAGIX CTO / SEQUOIA創設メンバーであるTilman Herberger氏はその考え方に疑問を投げかけ画期的なオブジェクトベース編集を確立しました。
1トラック上のオーディオオブジェクトが100個あったとして、100通りの独立したプロセッシングをSEQUOIAは実現します。従来のDAW思考だと、上記はものすごく複雑で高CPU負荷なイメージを描いてしまうかもしれませんが、実際に再生される箇所以外のプロセッシング負荷がかからないため、SEQUOIAは実に効率的で自由度の高い編集をユーザーに与えてくれるのです。
●機能連携により脅威の作業効率を与えてくれるCFEとSD編集
カットやフェードオートメーションにおける完璧なイメージを具現化出来るAdvanced Cross FaderはSEQUOIAだけが持つ魅力の一つと言えます。あらゆるパラメーターが定義されており、かつ非破壊での実施、そしてリアルタイムでの反映を実現します。
オブジェクト単位の考え方、そしてCFE機能との連携を活かしたソースデスティネーションはさらに強力です。Aトラックで選択されたパッセージが指定範囲に挿入されると、残りのオーディオ素材が新しいカットポイントにぴったり合うように全トラック同調して移動します。
これは例えばマルチトラックのパッセージをすべてのトラックについて少しテンポの遅い別テイクと差し替えるといった作業を一度に完結してしまうのです。
●レンダリングなしの直接出力に見るSEQUOIAの先見
その他にもネットワーク作業の統合やラウドネス測定など多様な機能を持つSEQUOIA。中でもレンダリングを必要とせず、タイムラインプロジェクトから直接CDマスターに書き出すのは一般的なDAWの多くが持っていない機能と言えます。これは将来的なファイルベースでのプロジェクトにおいてもシームレスなワークフローを実現する先進的機能と言えるでしょう。
SEQUOIAにはブロードキャスト、マスタリング、そしてクラシック音楽制作未来を見据えた機能の多くがおさめられています。是非このInterBEE会場でもその魅力に触れてください!
Writer : Takemoto
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