IBC 2014

IBC 2014 : Atmos

Dolbyブースでプライベートデモを体感。Dolby Visionと家庭用Atmosがその中心。

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DolbyはExperience(経験)という言葉と非常に大切に使っていました。今まで以上に素晴らしいExperienceを得るための様々な手法を提案しています。

映像に関してはDOLBY VISION、音声に関してはDOLBY ATMOS。それではその概要と現状をご紹介します。

まずはDOLBY VISION。

映像のダイナミックレンジを拡張することで今までにない圧倒的なリアリティーを手に入れています。暗いところは潰れずにディティールが残り、明るい部分も飛ばずにそこに何があるのかがわかります。色の鮮やかさも圧倒的に違います。

その魔法のような効果を出すために、何をしているのか?ということが気になります。Dolbyの考える利用的な形態は、DOLBY VISION対応のカメラで撮影をし対応の編集ソフトやグレーディングツールで編集。書出しDOLBY VISION対応の試聴機でデコードし、チューニングされたスクリーンで試聴を行う。これが理想だということ。

かなり果てしなく時間がかかってしまいそうなDOLBY VISIONの構想なのですが、すでにカメラとしてはikegami、GVなどが賛同。テストシュートも始められているということです。カメラとしてはDOLBY VISONに向けた色域と12bitダイナミックレンジを撮像板の時点で捉えているので、ファームウェアの書き換えで対応できたとお話を伺うことが出来ました。

編集部分に関してはDaVinchが対応を表明しているということ。試聴機の部分は、まずは衛星放送やCATV用のセットトップボックスでの提供になるだろうとのことです。

Dolby Visonのデータ自体には高い後方互換性をもたせているということなので、Vision非対応のテレビでも見ることの出来るデータとなるようですが、その実力をはっきりと体感するためにはVision対応の分割式のバックライト、色の再現性を高める工夫の行われたディスプレイを利用したほうがより効果的。こちらもすでにSharpが製品の参考出展を先週の展示会で行ったということです。

ずいぶんと具体的になっているDOLBY VISIONですが、年末からはアメリカでVisionの放送が開始される予定もあるということ。先ずは、過去の作品のグレーディングをやり直しての対応が多くなるだろうということですが、Vision対応のカメラもプロトタイプはあるようなので、作品制作もすぐに始まっていくことが予想されます。この圧倒的な輝度、色域の表現は魔法のような出来事。まさにExperoenceを拡張するDolbyにふさわしい新技術です。

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続いては、映画の世界で大きな話題を呼んでいるDOLBY ATMOS。

その3D立体音響技術が家庭用として発表になっています。すでに製品の発表もあり、現時点では9.1.4(9chのサラウンドと、1chのSW、4chの天井スピーカー)という構成のATMOSデコーダー内臓のAVアンプが発表されています。

この家庭用の規格は最大24.1.4までの拡張が可能ではあるものの、まだこの規模の製品は登場していないとのことです。

やはりATMOSの視聴環境を整えるのに問題となるのが天井のスピーカーだと思います。展示会場では、埋込み型のシーリングスピーカーを利用していました。これでも天井方向からの音をしっかりと感じることができ効果的だと感じました。

しかしながらこれだと部屋のレイアウト変更ができません。DOLBYでは壁の反射を利用するスピーカーの提案を行っています。これが実際のところは具体的なATMOS導入の提案となってくると思います。すでにPioneer、ONKYOといったメーカーが製品を発表しています。

パッケージとしてはBlu-RayにATMOSs音声としてパッケージされたもの(こちらもATMOS専用ということではなく、通常の5.1chと一緒に入った状態で)がリリースされています。

この3DのサラウンドとDOLBY VISIONがこれからの映像、音声のExperienceを高めてくれることは間違いないでしょう。これから様々なところでこれらの展示が行われると思います。是非ともその実力をその目で、耳でご確認下さい。

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