ソユーズといえば、ソビエトの宇宙船。そう、SOYUZ Microphonesはロシアのマイクメーカー。大量生産が主流の時代に、ハンドメイドに徹するこだわり抜かれたチューブマイク SU-017がAES 2014ブースに展示。
まずは、この美しいルックス。カプセル部分のゴールドには、やはりビンテージ感と、職人によるハンドメイドながらのクラフトマンシップが伝わります。チャイコフスキーをBGMに編集された SU-017の製作映像からも、このメーカーの「美」に拘るポリシーが伝わってきます。
チューブ生産国の1つである旧ソ連。ビンテージ感溢れる写真です。1960年以降、ロシアの同一工場のみで生産されたタマを採用。もともとはソビエトで最初のテレビに採用されていたものでした、その後、オーディオでもベストなサウンドが得られるという事で市場で認識されるようになったそうで、特別な暖かさをもったサウンドとのこと。
オフィシャルサイトにはSU-017、TELEFUNKEN 251 E、NEUMANN U87を比較するサウンドデモがアップされていますので、新たな実力派マイクをお探しのエンジアさんやプロデューサーさんはぜひ、チェックしてみてください。すでにNigel GodrichがRadiohead新作のためにペアをオーダーしたとか。U47にも引けを取らないクオリティー、というコメントが残されています。トムヨークがこのマイクに向かって歌う姿が、PVに登場するかもしれませんね。
<仕様>
・Type- Tube condenser microphone
・Capsules- Two 34mm membranes (one gold sputtered)
・Frequency Range- 20Hz/20kHz
・Polar Pattern- Cardioid (swappable) with optional omnidirectional and figure 8
・Sensitivity- 16mV/Pa
・Impedance- 270 Ohms
・SPL -120 dB Equivalent Noise- 20 dB (a-weighted)
・Tube Type- 6G1P
・Power- Dedicated power supply- BP – 017
・Size- 226mm length x 55mm diameter
・Weight- 950g
価格は2999ユーロ
こちらは、同時に発売されているというSU-011。ラージダイアグラムのSU-017に対して、これはスモールダイヤグラムのコンデンサーマイクで。1986年製 デッドストックのサブミニチュア管を採用。
Writer : Tsuneyoshi
問題.
すでにSU-017をオーダーしたというプロデューサー/エンジニアのNigel Godrich。彼の名を一躍ワールドレベルにしたレディオヘッドの3作目となるアルバムタイトルは?
(1) I Love Youからはじめよう
(2) STOP!! ひばりくん
(3) OK コンピューター
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