Crane Songではそのオーナーでもあり、世界屈指のハードウェア設計者でもあるDave Hill氏にお話を伺うことが出来ました。今年のAES 2014での新製品は定番モニターコントローラAvocetのバージョンアップによる更新とVPR互換モジュールであるTUBE EQ 『INSIGNA』。
先ずはやはりAvocet Ⅱ。内部の回路に手が入り、今までどおりの使い勝手の良さと、定評ある音質のさらなる向上が図られています。特にDACの回路は一新したとのこと。やはりデジタル系のデバイスは進化を続けているので更新をしたくなったということでしょう。
フロントパネルは左側のロゴに”Ⅱ”と入っただけなのでなんとも地味な更新かと思われるかもしれませんが、意外と大掛かりな更新が行われています。もちろん従来以上のクオリティーを求めての更新です。
モニター環境ブラッシュアップの肝となるモニターコントローラー。このCraneSong AvocetⅡは本当におすすめの一台です。
Rock oN店頭で視聴も可能です。オーディオインターフェースのモニターコントローラーとは全く違う次元のサウンドを手に入れることが可能です。是非ともお試し下さい!!!
下段の一番左が新作VPRモジュール『INSIGNA』。CraneSongのVPRのラインナップはTUBEを使用しているのが特徴。
Rack Mount系の製品はSolid StateでTUBEのニュアンスを追い求め、VPRでは実際にTUBEを使っての設計。ちょっと面白いですね。
開発者のDave Hill氏はAVID Pro Toolsのアナログニュアンス付加オプションであるHEATの開発に携わったことでも有名。アナログの開発者でも有り、プラグインの開発も、アナログのサウンドを知り尽くしたジニアスの一人だといえるのではないでしょうか。
Writer Y.Maeda
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