AVIDは今年はパートナーとの合同ブースを1年ぶりに復活。Avid Connectivity Partnersとしてプラグインメーカー、関連ハードウェアメーカーが集まっています。AES 2014において、Avid自体からはPro Tools Standard Support Planの発表、新作プラグイン「Multiband Compresser」「Sub Harmonic」、そしてS3の単独発売の開始!!というニュースが飛び込んでいます。これらは、別途詳細ご報告するとして、ブースで見つけたS6関連の新製品を先ずはご案内します。
AES2014 Avidブースで見つけた注目の新製品がこちら!!!Avid S6のフレームに収まった新作のモジュールが各社から発表されています。なんといってもユーザー待望とも言えるパンナーモジュール。先進のタッチパネルでのサラウンドパンニングを実現しているとはいえ、2本のフィジカルなパンナーを使いたいというユーザーは多かったはずです。
こちらのSchapire Audio 「SKILLET」は2つの3軸(X-Y-Twist)ジョイステックと、2本の100mmフェーダー、そして2.5incのタッチスクリーンを備えます。接続はUSBでということ。最大6個のプラグインの同時コントロールが可能ということなのでATMOS Pannerを2つ掴んで左右のジョイスティックにアサインなども可能なようです。タッチスクリーンにはトランスポートなどのアサインが可能。センターにこのモジュールを設置して手元でロケートしながらの作業を実現します。価格は$2349とのことです。
もうひとつはシンクロナイザーメーカーであるCB electronicsのPD-1。写真手前の青のパネルのユニットです。USではフィルムダビング時に必須となるパドルスイッチ。S6コンソールのフェーダーモジュールと同一サイズとなっているのでintegrateされたフィルムダビングシステムがS6で実現します。
そして、IBCレポートなどでも取り上げたTAC systemのVMCがAES 2014にも上陸。USでの初お披露目となり、こちらの注目度も非常に高いです。
このようにS6関連の3rd Partyからのハードウェアが登場するとモジュール構造による拡張性の高さ、汎用性の高さが際立ちますね。今後も多数のモジュールが登場することになるでしょう。どのような提案が各社から行われるのか楽しみですね!
AVIDからのもう一つのBig Newsがライブ市場向けに販売されていたS3Lのコントローラー部分、S3が単独での発売が開始されるということ。
9月2日にROCK ON PROが行った「Avidライブサウンドシステム S3L / Pro Tools | S6セミナーレポート」でご紹介したようにS3はEuCon ControlerとしてPro Toolsの操作に対応しています。
それを活用してのミキシング・ボードとしての単独発売が待たれていました。予定価格は$4995とのこと。2chのオーディオインターフェース機能も併せ持つのでモバイルスタジオとしても活躍できそうですね!!
Pro Tools Standard Support 、新しいプラグインは、別レポートでご案内させていただきます、続報にご期待ください!!
Writer Y.Maeda
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