Rock oN Show Report : AES NY 2013
先月の発表以降、国内外で話題沸騰のPCM-D100、NY初登場となるAES会場でも、開催前プレスで『見るべきプロダクト10選』に選ばれるなど、その注目度は会場随一! 人だかりの中、遂に我々もDSD Native対応レコーダーPCM-d100に触れる事が出来ました!
PCM-D1の頃から私自身同社レコーダーのファンですがDSDの話題の前に従来シリーズから続く『原音忠実』設計の追求が注目のポイントです。
特にステレオソースをデュアルDAC(左右それぞれに1基、合計2基)でモノラル処理する事により左右チャンネルの干渉を排除。パーツのパフォーマンスが最大化しつつ、さらに32bit対応で24bit音源であってもより高精細に再生します。
またADコンバーターにはDSD、リニアPCM方式のそれぞれに適したコンバーターを別個搭載しており、ここまでこだわるかという程の原音忠実設計になっています! (エフェクトもベーシックなEQのみという徹底ぶり!)
入出力もオプティカル端子を備える事で、動画撮影などと連動しながら高品位でDSDネイティブ録音が楽しめます。
DSDと一言にいっても結局中ではPCM変換してる機器も多いですが、DSD2.8MHz/1bitでの忠実な録音/再生を可能にしたことで、DSDフォーマットがグッと身近になった印象ですね。録音容量も大きいので当然では有りますが、32GB SDカード標準付属も嬉しいポイントです。
もちろん流行の差し替え式デジタルリミッターも忘れてはいません。1チャンネルに2つのADコンバーターを使い、通常の音声とともに、12dBの低い信号を常に確保。過大入力が発生した際には、その時点までもどって録音データを差し替えてくれます。
あらゆるフォーマットにおいて妥協が無いところは流石SONYといった印象です、TASCAM DA-3000やAstel&KernのAK120など、今後再生機器をはじめより一層DSDフォーマットが普及してくる予感がしますね!
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