指一本で16個のパラメーターが動きだす。

Dave Smith Instruments

Pro2

¥324000

動きのあるサウンドでエクスペリメンタル〜ミニマル派に自信を持ってオススメ。また、アナログシンセを沢山持っている場合、PRO2がマスターピースとして君臨するでしょう。Rock oN Show Reportでもお馴染みシンセ界の巨匠Dave Smithがモノシンセを再定義した意欲作。シンセの心臓部ともいえるフィルターにはなんとProphet-5タイプとOberheim SEMタイプを2基用意され、それぞれ独立したEGによって完全に振る舞いを制御。また内蔵16トラックのステップシーケンサーはCV/Gate出力できるため、モジュラーシンセをコントロールできます。

シーケンサーのディスティネーションにフィルターのカットオフなどをアサインした滑らかかつ大胆なサウンド変化。SEMの特徴であるガリっとしたキャラクターはリズムに混ぜても抜けてきます。

Userbility:4 合計32系統のモジュレーションマトリックスを搭載。膨大ながら操作は簡単。例えばソース画面でホイールを回せばソースにアサインされ、ディスティネーション画面でAMPのアタックツマミを回せば設定完了。
多様性:4 オシレーターはVCOの揺らぎを持ったDCOのため、通常波形の他に12種類のウェーブテーブルを搭載。アナログらしい粒立ちの良いベースサウンドから、空間を切り裂くようなデジタルノイズまで幅広く対応。
Unique:4 なんとProphet-5タイプとOberheim SEMタイプのフィルター搭載。P-5タイプはローパス時のくぐもりながらも低域が暴れるサウンドを得意とし、SEMタイプはノッチで軽やかに中域が尖ります。
接続性:5 4系統のCV入出力、Gateアウトを搭載。例えばシーケンサーで外部OSCを走らせて、そのOSCをソースとして周期にリセットをかけた外部LFOによって、PRO2のフィルターカットオフを動かしたり。
SPEC:4 本機の魅力はパラフォニックよりもそのモジュレーションの豊富さでしょう。回路構成の多様性で勝負できる、まさにモノフォニックシンセのネクストスタンダードと言えます。