2012年、このRock oNニュースでお伝えしたポン出しiApp Klang が進化を遂げこの度『Klang 2』として新発売されました!
※Klangのニュースはこちら>>
ちょっとしたパーティーからDJ、演劇やラジオにTV…。あらゆるエンターテイメントシーンで重宝される効果音のポン出し用サンプラーですが、ほぼ全てがソフトウェアへ移行したとは言えPCとコントローラーでは嵩張る上に耐久性の不安が付きまといます。
そこでこの度ニュースでお伝えしたいのが、手早く気軽に使いたい時にiOS機器でさっと使える、ポン出しiApp『Klang 2』です。Klang 2は現在も販売中の初代Klangから進化を遂げ、音楽ツールとしての可能性を持つアプリに仕上がっています!
PLAY MODE
Klang 2は4×4=16個(iPad版)、3×4=12個(iPhone版)のパッドを持つプレイバックサンプラーです。基本的な操作方法は、予めこれらパッドにアサインした音声データをタッチで再生するシンプルなものです。
再生させる方法は以下の方法をチョイスできます。
・MONO PHONIC … パッドを1回押すとサンプルが最後まで再生される。同時発音数1のモノフォニック
・POLY PHONIY … パッドを1回押すとそれぞれのサンプルが最後までポリフォニックで再生される
・TRIGGER … パッドを押している間だけサンプルが再生される
再生中もCROSS FADEと FADE OUT機能でより自然な演出に対応できます
・CROSS FADE … 次のサンプルを再生するとクロスフェードしながらサンプルが切り換わる
・FADE OUT … サンプルを再生中に『FADE OUT』ボタンを押す事で、そこからフェードアウトされる。これでいちいちフェーダーを触る必要がなくなります。
MIXER
Klang 2 iPad版には使いやすいミキサーが搭載されています。(※iPhone版は『SETTING』で各パッドの設定を行います)
このMIXERではそれぞれのパッドにアサインされたサンプルの『ボリューム(LOCK機能あり)』、『再生スピード』、『ピッチ』を設定できます。再生スピードとピッチ個別で設定できるのは嬉しい機能ですね。いろいろ遊べそうです。
SETTING
Klang 2はこのアプリ専用のApp Libraryにオーディオファイルを格納して管理します。もちろんUser Libraryにサウンドをインポートすることもできますし、iTunes LibraryやDropboxの音をブラウズ/ダウンロードすることも可能です。フォルダ管理できるのでM-TANK公式で販売中のサウンドライブラリを多数インストールしたとしても、すぐに任意のサウンドを探し出すことができるでしょう。
見つけ出したサウンドは搭載された波形編集エディターで欲しい部分だけ切り出して、LOOPポイントを決めてマーキングすることも可能です。
SET AUTO PLAY
Klang 2の便利機能の一つがPLAY LIST再生。予め任意のパッドの再生順を入力しておくことで、その順番通りにサンプルを再生してくれます。ちょっとしたBGM用のミュージックプレイヤーとしても使えるということですね。
Klang 2は、エンターテイメント効果音の販売を行っているM-TANK社が開発しているということで、その分野で非常に使いやすいツボを押さえた仕様となっています。Rock oNとしては、初代Klangのニュース記事で予感していた音楽ツールとしての可能性を大きく伸ばしてきてくれたことを嬉しく思います。(公式Webページも音楽をイメージさせる演出がされていますね。こだわりが随所に見えます)
なかなか面白い展開を見せるM-TANK Klang 2のこれからに期待ですね。ライブでここぞという時にズバっとカッコいいサウンドを鳴り響かせたい方、特に生演奏、生楽器の方には注目してほしい音楽Appです!
Klang 2はApple App Storeにて$11.99で発売中です。
Writer IH富田
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