Rolandがスポーツカーとコラボ！Super Natural音源は車とスポーツドライバーを一つにする！

Rolandが誇るBehavior Modeling Technologyを具現化したSuper Natural音源が、京都のベンチャーGLM社による Tommykaira ZZ （トミーカイラ）に搭載されます。（※Tommykaira ZZ EV版は国産初の量産EVスポーツカーで、5月15日から受注開始。本体価格¥8,000,000）

EVカー（Electric Vehicle。電気自動車）は直接Co2を排出しないので一般的には地球にやさしい車とされ（グローバルな視点で見ると異論もあります）製品も数多く発売されるようになってきました。

ドライバーとしてはモーターによる非常に静かな走行環境が魅力ですが、スポーツカーファンのように走りと共にエンジン音まで楽しみたいユーザーにとっては静かというのは少し寂しいところ。そこでこのTommykaira ZZではオプションとしてRolandのSuper Natural音源でリアルタイム生成するエンジン音を装備することができます。

みなさんよくご存知のガソリン自動車は、アクセルを踏みこむ事でエンジン内に気化させたガソリンを噴霧し爆発を繰り返しながらそのエネルギーを車軸に伝えています。このアクセルを踏む＞エンジン内で爆発が起こる＞パワーが車軸を伝わりタイヤを動かす、といった一連の流れで無限に変化するエンジン音は無意識にドライバーが車をコントロールするための基準になっています。だからこそ、マシンの状態を五感で感じたいスポーツドライバーは視覚、体感と同じくらいに聴感が大事になってきます。

Tommykaira ZZに積み込まれる『EV車載用サウンド・システム』は、アクセルの踏み込みやモーターに係る負荷など全ての走る要素を計算し「近未来的な走行音」をリアルタイムにシンセサイズ。スピーカーを通じて車外にマシンの状態とその存在を知らせます。

特長

・加速や減速、モーターへの負荷など走行状況に応じた走行音を再現。迫力のサウンドでEVの運転を楽しめる
・ローランド最先端のシンセサイザー技術により、滑らかでダイナミックなサウンドを実現
・お好みにあわせたサウンドタイプを選択することが可能

好みでエンジン音が選べるというのは楽器メーカーらしい遊び心。気になるその音はこの記事を作成現在は未公開となっていますが、Tommykaira ZZの実車はすでにカーショー等で披露されているのでもしかしたら聴いた事がある人もいるかもしれません。5月30日/31日に長野県小諸市で開催されるカーレース『浅間ヒルクライム2015』に参戦とのニュースもあるので、ここでSuper Naturalサウンドが高らかに鳴り響くかもしれませんね。

エンジン音はその車の力強さを印象付ける効果や歩行者に存在を知らせる役目もあります。これらすべての高い要求に応えたサウンドとはいったいどのような音なのでしょうか。

Behavior Modeling TechnologyによるSuper Natural音源のサウンドはこれまでV-PianoやV-Drum、INTEGRA-7などで耳にしてきましたが、あの表現力と深みのあるサウンドを作る技術がエンジン音を生成するためにも活かされているとは。驚きと共に贅沢さまでも感じました。

IH富田

Rolandがスポーツカーとコラボ！Super Natural音源は車とスポーツドライバーを一つにする！