Musikmesse最新情報レポート!Roland AIRA SYSTEM 500のPHASE 572サウンド公開!


4/15 – 18、「Musikmesse 2015」が今年もドイツフランクフルトで開催中!Rock oNでは現地に特派員を派遣し、その様子と最新情報をパッションを持ってレポートいたします!

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AIRAによるまさかのモジュラーマーケット参入で大興奮の会場の様子と動画によるマニア垂涎のサウンドをお届け!ACBモデリングやPLUG-OUTでデジタル新旋風を巻き起こしたAIRAが、遂にアナログモジュールSYSTEM-500シリーズをMalekko Heavy Industryとの強力タッグで開発!凄まじいことになってきましたよ!

SYSTEM 500シリーズ

まずは最大の衝撃だったSYSTEM 500シリーズのMalekko Heavy IndustryのJosh Holley氏による紹介動画を御覧ください!

Josh Holley氏も絶賛のPHASEモジュール「572」のえぐいサウンドがたまりませんね!PhaserとしてだけでなくLFOやディレイもあり、複合的なサウンドメイクができます。
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SYSTEM-1&セミモジュラーSYSTEM-1m

そしてSYSTEM-1がセミモジュラー化したSYSTEM-1mとAIRA EFFECTSはフルデジタル。SYSTEM-1はCV/GATE端子の周りがLEDで色分けされているので、暗闇でも視認性抜群!ライブパフォーマンスの現場でモジュラーシンセが活躍するケースが増えている昨今、ありそうで無かったこの配慮は嬉しいですね!
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こちらはSYSTEM-1とPLUG-OUTの「SH-101」「SH-2」そして「PROMARS」です。向かって左のSYSTEm-1には素敵なオーバーレイシートが載っています。スイカみたいなカラーリングですね!SYSTEM-1mではこのPLUG-OUTシンセをインストールした状態でセミモジュラー化するので、セミモジュラーのSH-101、SH-2そしてPROMARSが誕生することになります。まさしく夢のマシンですね!
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Arturia Originのようなブロックごとにバーチャルに組み上げることができますが、SYSTEM-1mは実機自体がセミモジューラーなので、外部のモジュラーシンセなどに電圧やオーディオを送ってサウンド作りが行える点が新しい!本当に目から鱗の現代のモジュラーシンセですね!
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4つの超新星AIRA EFFECTS

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そして注目の4機種!何と言ってもAIRAシリーズとも代名詞とも言えるハイレゾ動作、そして本体に6つアサインできるサブモジュールが出色!つまみの動作が1600万段階以上のとんでもない滑らかさはAIRAならではですね。

製品仕様や詳しいレビューはこちら

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さらに、皆さんお待ちかねのAIRA MODULAR Effects4機種の動画を撮ってきました!さらに興味津々の「サブモジュール」のEditor Appの新情報もあります!まずはRPG COMPANY PRODUCT MANAGERの Veijo Laine氏によるプレゼン動画を御覧ください!

サブモジュール専用エディター「AIRA ModuLar Customizer」

まずAIRA MODULAR Effectsは4種類あります。(順不同)
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1「BITRAZER 〜モジュラー・クラッシャー〜」
2「DEMORA 〜モジューラー・ディレイ〜」
3「TORCIDO 〜モジュラー・ディストーション〜」
4「SCOOPER 〜モジュラー・スキャッター〜」

これらはデジタルエフェクターであり、専用のEditor App「AIRA Modular Custoizer」を使えば内部のヴァーチャルパッチングを自在に変更でき、保存と呼び出しが可能になります。
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そして4つそれぞれが「サブモジュール」と呼ばれるDSPバーチャルモジュールを使用することができます。サブモジュールは全機種共通で15種類あり、本体内に6つまで使用(パッチング)することができます。
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15種類のサブモジュール

1. LFO
2. ADSR
3. NOISE
4. SAMPLE & HOLD
5. RING MOD
6. FILTER 6dB
7. FILTER 12dB
8. TONE
9. AMP
10. MIXER
11. STEREO MIXER
12. CURVE CONV
13. GATE DIVIDER
14. TRIG TO CV DELAY TIME
15. MIDI CLOCK TO GATE

そしてそのパッチングも「AIRA Modular Customizer」で行うことができます。写真ではSCOOPERの上下左右に6つの空きスロットがあります。ここに15種類の中から任意の6つを選んで埋めていきます。
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パッチングは簡単。outからinへカーソルをドラッグするだけです!パッチング先には緑の四角がでるので分かりやすいですね。
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本体に赤字で「GRF」と表記されいつ6つのツマミとボタンは「AIRA Modular Customizer」内での自由なパッチングによって、任意のパラメーターを割り当てることができます。またツマミは96kHz/24bit処理で動作するので抜群の表現力。

「Editorの設定はRemote In端子に直挿しで反映!

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例えばiPhone6やmacbook airのヘッドホン端子をAIRA MODULARのRemote In端子にパッチングするだけでOKなのです。もう本当にアナログかデジタルかという概念が頭の名から消え去ってきました。全てを包括するAIRAのコンセプトはやはり凄い!これも企画や営業の方の情熱と、開発陣の技術力が結集し、最高の結果として出ている証ですね。国内メーカーがこれだけのことをこの短期間にやってのけたという事実に目頭が熱くなります。

DEMORAのフィードバックとTORCIDOのLow Boostイイネ!

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デジタル・ディレイDEMORA、もう勝手にハイレゾ・ディレイと呼びたくなるほどの高精度かつクリアなサウンドのディレイ。最大のポイントであるディレイタイムが20マイクロ秒~10秒までの範囲を持っており、動画でも3:30あたりから極悪なフィードバックサウンドが飛び出します!テーブルトップとしても使えるので、LiveやDJの現場で持ち込む人も出てくるでしょう。ツイーター飛ばさないように気をつけて!!
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そしてTORCIDOのディストーションの質感も良い感じです。これは非常にアナログ的な温かみがありますね。生々しいオシレーターのサウンドと相性が良さそうです。そして「Low Boost」が付いているところもナイス。音痩せの心配がありません。こちらのサウンドも動画で確認できますので、ぜひチェックしてみてください!

いやはや、AIRAは常に期待の斜め上空3000フィート辺りを攻めてきますね!
今後にも期待大です!

Musikmesse最新情報レポート!Roland AIRA SYSTEM 500のPHASE 572サウンド公開!


Musikmesse 2015 Show Report では最新情報を随時公開中!各メーカーの新製品情報を是非ご覧下さい!
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Writer:ACID渋谷


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