TASCAM 新製品発表会レポート!Wi-Fi対応ハンディレコーダーDRシリーズ、ハイデザインUSBオーディオI/O USシリーズが発表に!


2014年9月17日、TEACの新製品発表会にお邪魔してきました!

会場は東京八重洲にある Gibson Brands Showroom TOKYO。

入り口から巨大なレスポールが出迎えてくれるこのショールームは今年7月にオープンしたばかり。TEAC親会社にあたるGibson、そして兄弟ブランドのONKYOとの3社のコラボレーションにより設立されました。中にはギブソン・ギターの数々が並び、試奏やレコーディング、ハイレゾ音源視聴が楽しめ、カフェスペースも備えたお洒落な空間です。

発表に先立って、TEAC執行役員の吉野氏がご挨拶。

「これまで時代ごとのニーズに沿って様々な機能を備えた製品を開発してきましたが、性能だけでなく、所持し使う楽しみが感じられる製品を開発していきたい」と新製品と今後の製品開発についての熱意を語ってくださいました。

今回発表された新製品は、Wi-Fi対応ハンディレコーダーDRシリーズ 2機種と、ハイデザインUSBオーディオI/O USシリーズ 3機種。

2013年末から開発が進められていたというレコーダー『DR-44WL』『DR-22WL』はなんとWi-Fiに対応する次世代型モデル。

独特なデザインが目を惹くUSBオーディオインターフェース『US-2×2』『US-4×4』『US-16×08』とともに、TEACのその姿勢やアイディアが感じられる新製品となっています。


Wi-Fi対応ハンディレコーダー DR-44WL / DR-22WL

この度発表された DR-44WL と DR-22WL はリニアPCM ハンディレコーダー。DRシリーズの最新作となります。

これらDR-WLシリーズの最大の特徴はWi-Fiに対応していること。

専用スマートフォンアプリ『TASCAM DR CONTROL(iOS/Android)』を介してDR-WLシリーズを遠隔操作をすることができ、これまでは難しかった手が届かない場所への設置や、赤外線リモコンでは不可能だったレコーダーのステータス確認などが可能となります。

※ Wi-Fiは1対1の接続のためアクセスポイントは必要ありません。


Wi-Fiだからできること

手の届かない場所にも設置OK

録音 / 再生 / ローカットフィルタそのほか録音フォーマットの設定など、本体に触らなくてもスマートフォンから操作できます。

また、録音ゲインや残り時間などのレコーダーの情報がスマートフォンにリアルタイムで反映されます。これは双方向性のあるWi-Fiならではの機能といえるでしょう。赤外線リモコンでは不可能でした。

スムースなファイル転送を実現

専用アプリTASCAM DR CONTROLはSoundCloudと連携。録音した音源をすぐにアップロードすることが可能です。

音源はWAVとMP3形式で録音されるため、必要に応じて好きな方を選んでアップロードできます。(デュアル・フォーマット・レコーディング)

そしてSoundCloudからFacebookなど他のSNSへも共有ができるため、演奏の興奮や会場の熱気をライブ・レコーディング後すぐに友人に伝えることもできますね。

この他DR-WLシリーズは、高性能オーディオコーデックによるノイズの低減や125dBに耐える耐音圧設計など、音質にも定評のあるDRシリーズの系譜を受け継いだレコーダーとしての高い機能を備えます。

DR-44 WL / DR-22 WL 共通機能

・X-Y方式ステレオマイク
・音圧132dB SPLの大音量を確実に捉える耐高音圧設計
・高性能オーディオコーデックの採用により低ノイズを実現(CIRRUS LOGIC製の高音質コーデック、CS42L52を採用)
・オーバーダビングとリバーブエフェクト
・44.1k/48k/96k Hz、16/24ビットのリニアPCM録音(WAV/BWFフォーマット)が可能
・44.1k/48k Hz、32kbps~320kbpsのMP3フォーマットでの録音が可能
・記録メディアにmicroSD/microSDHC/microSDXCカードを採用、最大128GBのmicroSDXCカードが使用可能


TEACでは製品開発の際、測定器による数値だけに頼るのではなくまず開発者自身の耳で音を聴いてその評価を重視するとのこと。

ドラムセットやギターを鳴らしたり、コンサートホールさながらの音量で歓声をながしたり。それを録音した後に大勢で聴き返して、実際に製品にするための調整を行っているそうです。

「DR-44WL」は4chモード、MTRモードといった機能を備え、レコーダーの枠を越え楽曲制作にも十分に活躍できるスペック。

「DR-22WL」はよりシンプルなモデルとなり、シーンにあわせたセッティングがすぐに呼び出せるシーンダイヤルや、重ね録音を可能にするオーバーダビング機能など、よりフットワークの軽いレコーディングに活躍が期待できそうです。

会場では生のヴァイオリンとチェンバロのデモ演奏による録音実演が行われました。

この場の演奏をベストな状態で録音するために、DR-44WLはマイクスタンドで高い位置から演奏者を狙います。

この位置では本体のスイッチ類を見ることができません。これまでのレコーダーであれば、手探りでスイッチを探すことになり、操作ミスやマイクの位置を変えてしまうこともありましたが、これはスマートフォンでサクサクと録音を始められます。

演奏の美しさもさることながら、録音中にスマートフォンで音量メーターが触れていて、入力ゲインの管理もばっちりだったのは新鮮でした。これは便利!

ちなみにここで使っていたマイクホルダーにレコーダーを取り付けられる最っ高に便利なアダプターを含め、DR-44WLシリーズには豊富なアクセサリーが付属します。

レコーダーとしての高い基本性能を持ちながら、Wi-Fi操作による従来では不可能なマイキングと安心録音が可能なDR44-WL とDR-22 WL は10月上旬発売予定です!


¥ (本体価格:¥ )

ポイント還元

Wi-Fiでのリモートコントロール、ファイル転送に対応した4TR/XLR入力対応のX-Y方式ステレオマイク搭載リニアPCMレコーダー



¥ (本体価格:¥ )

ポイント還元

Wi-Fiでのリモートコントロール、ファイル転送に対応したシンプル操作のX-Y方式ステレオマイク搭載リニアPCMレコーダー


■特徴的なデザインにシンプルな機能を搭載。安価ながら高音質を主張するUSBオーディオインターフェース

まずその独特なシルエットに目を奪われるこのオーディオインターフェースたち。
「US-2×2」「US-4×4」「US-16×08」の三機種は、個性的な外見ながら、「使いやすさ」と「理解しやすさ」を重視され、コンパクトな筐体にシンプルな機能が的確に詰め込まれています。

フラッグシップモデルの「US-16×08」はマイクプリを8基搭載しているほか、ヘッドルームは20dBに設定されており瞬間的な高レベル入力にも対応可能。
一台でドラム、バンドの録音にも事足りる設計となっています。

「US-2×2」「US-4×4」はコンパクトで持ち運びも簡単。ちょっとしたレコーディング等に持って行けば、その出で立ちに「おっ?」と注目を浴びそうです。

安価ながらも高音質を主張するこのシリーズは、新たな定番オーディオインターフェースとしての選択肢になり得るのではないでしょうか!

このUSシリーズの先鋭的なデザインは、著名な音楽制作機器を数多く手がけたドイツ人デザイナー Axel Hartmann 氏によるもの。

インターフェースのフロントを確認する際、よく姿勢を低くして覗き込んだり手で持ち上げたりしがちですが、
手前が少し持ち上がったこのアングルドデザインはそんな動作からユーザーを解放します。

アルミ制のサイドパネルは簡単に取り外しできラック耳に付け替えもできるため、ラックに収納する際も安心です。

要となるマイクプリは、業務用8tr レコーダー HS-P82 にも搭載されたUltra-HDDAマイクプリアンプ。

これはEIN-125dBuを誇るディスクリート構成のマイクプリアンプで、コンデンサーマイクもちろんのことダイナミックマイクを使用した際の音質にも気を配った設計が施されています。

後でご紹介しますが、本体の価格帯を考えるとコストパフォーマンスは高いです!

続いて、TEACは今回USBドライバーを新規設計。定評あるTASCAM オーディオI/Oの安定性をさらに向上させ、iPad / iPhone とも使えるとのクラスコンプライアントを実現させました(Apple Lightning-USBカメラアダプタ経由)。

主要DAWとの動作検証も実施済でご使用のDAWとの連携も安心です。

こちらも発表会会場にて、このインターフェースを利用して録音した複数のアコースティック・ギターによるインストゥルメントがデモ音源として公開されました。

US-2×2 と US-4×4」は9月19日より発売開始。US-16×08は11月上旬発売予定。

用途によってお好きなモデルを選んで、この秋のレコーディングを思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか!


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アナログ同時16チャンネル入力、1台でバンドレコーディングにも対応



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Ultra-HDDAマイクプリアンプでマルチマイクレコーディングにも対応



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複雑な機能を排し、Ultra-HDDAマイクプリアンプを搭載


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