MANLEYと言えばやはりMassive Passive、Stereo Variable-MUですが、その人気は何と言っても、パーツや回路などで細かい部分での妥協の無い作りと、高い信頼性を誇るサウンドが長い年月と共に多くのエンジニアの支えになってきたのでは無いでしょうか。
きっとこのページもご覧頂いている方もMANLEYのアウトボードがかなり気になっているのでは無いかと思いますので、PD安田が至高のマイクプリMANLEYの「Dual Mono Mic Pre」を取り上げていきたいと思います!
MANLEYクオリティで全てのサウンドに命を吹き込む
まずDual Mono Mic Preで特筆すべき点は、真空管マイクプリであり、別名「ALL TUBE Mic Pre」と呼ばれています。真空管マイクプリと言うと、ソリッドステートのマイクプリとは違い、音に暖かみが増し、ローファイなイメージがつきものですが、MANLEYのサウンドではそこが通常と異なり、現代のサウンドにマッチしたハイファイなサウンドが特徴的です。
もちろん真空管回路なので、ゲインつまみを切り替えればサチュレートした様なサウンド効果や、素材に対して暖かみを加味した様なサウンドへとキャラクターを変化させる事も可能になります。
このサウンドを活かす事によって、楽器、ボーカルのレコーディングで、録る素材に合わせたマイク選びや、キャラクター作り、そして楽曲に対するアプローチの仕方も大きく影響を及ぼすマイクプリと言えるのではないでしょうか。
MANLEY Dual Mono Mic Preのサウンドデモはこちらで確認する事が出来ます!他のマイクプリと比較試聴も可能ですので、是非このサウンドを確かめてください!
MANLEYサウンドでシンセのラインサウンドを太く!
基本的にライン入力であればインターフェースのI/O等で賄う方も多いのではないかと思いますが、ここはやはりDual Mono Mic Preでは2チャンネルのインプットを備えているので、シンセのステレオ入力に活躍してもらいます。
先ほどのマイクと同様にゲインツマミを調整する事により、これまで使い慣れてきたシンセのサウンドをひと味違うサウンドを得る事が可能になります。ずばり、音を太くしたいならDual Mono Mic Preがまさにベストなマイクプリになります!
ここでDual Mono Mic Preの面白い所は、インプットレベル調整が「INPUT ATTENUATE」になっている所です。
通常のマイクプリでは、微小なマイク信号を増幅するINPUT LEVELがついている物が多いかと思いますが、Dual Mono Mic Preでは「ATTENUATE」という表示があるので音のレベルに対して見方が変わるのではないかと思います。
つまり、入力によって「アッテネートする」という事で、入力された信号に対して適切なレベルに調整する事が可能になり、その後のGAINツマミによってキャラクターを作っていくと言う、まさに楽器の様に演奏者によってキャラクターを演出できるアウトボードではないでしょうか。
個人的にはINPUT ATTENUATEもステップ式でツマミを動かせれたら、ステレオでのバランス調整やより気持ちいい使用感があると思いますが、そんな事も気にならない程に素晴らしいマイクプリです。是非、この素晴らしいサウンドを制作環境に導入してみてはいかがでしょうか!
★MANLEY Dual Mono Mic Preと他のマイクプリを使用して同じ条件でレコーディングを行いました。そのプレーンなオーディオ・データをご試聴いただけます!是非この太く、そしてハイファイなサウンド確認してください!
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