• 2012.11.13

Inter BEE 2012:Steinberg NUENDO 6がサラウンドのマスターピースだ!立体音響システムAuro 3D対応&IOSONO Anymix Pro標準搭載!


ポスプロソリューションの核となるべく、Nuageの登場と同時にアップグレードを果たしたNuendo!MixConsoleが全くブラッシュアップされたため、GUIの変更間はもとより、かなりの部分での機能強化が図られています!

Nuendo 6の特徴

・ラウドネスソリューションを統合
・ビデオプレイヤーにキャラジェネ機能が追加に
・ADR機能強化
・サラウンド機能の強化
・Cubase 7に搭載の新機能を全て内包(新しいチャンネルストリップ、MixConsoleなど)
※Cubase 7のレポート記事はこちら!>
・NEKは別売、組合せでCubaseの作曲支援機能を追加可能(コードトラック、Vari Audio 2.0、音源はこちらが必要)

★ ラウドネスソリューションを統合

リアルタイム / データ解析でのラウドネス値のヒストリーを表示できる全く新しいラウドネストラックが追加されました。EBUモードでのラウドネス測定のMonentary、Short Tarm、Integrateの値をコントロール・ルーム・ミキサーに表示が可能になるなど、ラウドネス測定が完全に統合されたDAWとしてブラッシュアップが行われています。EBU R128-2への開港後の数値なのか気になるところですが、こちらは確認中とのこと。正式にITU-R.BS 1770-2対応の測定であるというコメントがほしいところですね。

★ ビデオプレイヤーにキャラジェネ機能が追加

待望のキャラジェネ機能が追加となりました。表示は画面上部の左右もしくは、中央の3点。サイズなどの調整はできませんが、DAW標準機能で追加されたということを素直に喜びたいと思います。編集上がりのデータにキャラの焼きこまれていないことが増えてきた昨今、この機能追加は、役に立つこと間違いありません!

★ ADR機能の強化

Ver5で大幅な機能強化が図られていた部分が更に進化して、マーカー・トラックでの録音が可能となっています。

このマーカトラックとは、ADRをしたい部分を選んでマーキングし、その部分のテイク管理を行うという強力なADR支援機能です。このマーカートラックで範囲を指定したリスト上から、リハーサル/録音が可能となり、使い勝手が更に向上しています。

ビデオプレーヤー上にプリレコーディングのカウントを表示することもできます。表示方法は2種類で、スワイプ(縦バーが左から右へスワイプ)、もしくは画面がブラックアウトしてのカウント表示。そして、マーカー範囲に入ったところで画面下部にマーカーエンドまでのスクロールが表示されます。セリフを入力しておけば、画面上にオーバーレイすることも可能で、ADRだけではなくFoley等、画面のタイミングに合わせて録音を行う全ての作業に充実の機能を提供します。

★ サラウンド機能の強化#1

Nuendo 6は新しいマルチチャンネルフォーマットへの対応を果たしました。ヨーロッパを中心に盛り上がる従来の高い互換性が魅力の立体音響システムAuro 3D。この全てのフォーマットに対応、最大13.1chまでのサラウンドミックスバスを持ちます。最新のサラウンドフォーマットにいち早く対応をするところが、さすが、Nuendoといった所ではないでしょうか?

★ サラウンド機能の強化# 2

最高のサラウンドパンナーとの呼び声も高いNuendo Surround Panner Ver.5。コレが使いたいがためにNuendoを導入する方もいるくらいの強力なパンニング機能を持ちます。今回のバージョンアップではなんとIOSONO社のAnyMix ProをチャンネルPANに統合。標準のパンナーと排他利用が可能となっています。高度な空間音響技術によりサラウンドサークルの外に音像を定位することの出来るAnymix Pro。更に凄いのが、UpMix機能までも持っていること。パンナーだけでステレオ素材をUpMixしてサラウンド定位させることが可能なのです!!

★ チャンネルストリップにダイナミクスが追加

5つのセクションのダイナミクスが既存のチャンネルストリップにGate、Comp、Env Shaper、Saturation、Limiterが追加。それぞれがモジュール化され、順序の入れ替え等も自由に行えます。インサートプラグインとは別個に利用できるチャンネルストリップ。あまりプラグインを使いたくないサウンドの仕込み段階でも充実の機能を提供します。注目は、Saturationの追加でしょう。サウンドにカラーを与えるこの機能が、各チャンネルに標準装備されたことは、DAWの中でも一歩先をゆく感を受けます。Tube SaturationとTape Saturationの2種類からの選択で、パラメータの調整が可能。気軽に利用が可能なところがポイントです。

キャラジェネ機能の追加やADR機能の強化という現場で望まれた機能を搭載した上にAuro 3Dへも対応。さらにNuendo専用ソリューションNuageシステムも登場し、ますますNuendoがポスプロシーンで拡大することは間違いない状況と言えます。発売日や価格、またアップグレードやソリューションでの販売情報は近日公開される予定ですので、Nuageと共にこちらもご期待ください!

※Nuageの最新レポート記事はこちら!>

※Cubase 7の最新レポート記事はこちら!>


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