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2014年7月17日 特集, ,

【HAPPY SUMMER 第2弾】次世代接続手法Multi Channel伝送を知る 〜多チャンネルのデジタル伝送により新しいシステムが生まれる〜


最新!AoIP(Audio over IP)によるネットワークオーディオの世界

規格の乱立するAudio over Ethernet の世界。今後どの規格がシェアを握るのかそして共存するのか目が離せない。

同時に従来型(P to P)のMADI もRME から登場した HDSPe MADI FX など多彩なラインナップへと進化を遂げている。

無論、最大の魅力は、Network Audio であるという点でしょう。パッチベイ、スプリッター等の必要ない接続性の高さ。そして、多チャンネルが汎用のEthernet Cable で伝送でき、Ethernet Hub で分岐の出来る導入コストの低さも兼ね備えている。しかし、立ちはだかっていた遅延の問題は、特にマルチチャンネルの伝送を行う際に、位相の崩れにつながりかねない。帯域の乱れは、そのままノイズにつながる。

それらを解決するために各社が独自に規格を作りAudio over IP を実現した。まさにそれが、現在のSmart & Easy を実現している。実際はそれぞれに使用しているEthernet Laye も違う。

Layer 1( 物理層) の規格としてはA-NET(AVIOM),Rocknet(RIEDEL) がある。Layer 2( データリンク層) の規格は、AVB,CobraNet,EtherSound,REAC。Layer 3( ネットワーク層) はDante,Ravenna があげられる。この階層によっても将来の互換性や発展性が異なってくるようだ。

2013年にはAES67としてAoIPが規格化され、今後、乱立する各社の対応状況に変化が出るのではないかと言われている。RavennaをベースとしたAES67は少しの変更で対応可能な規格も多い。今後の展開からも目が離せない分野である。

最新のDante、Ravenna、REAC、AVB といった規格を実際にリリースされているプロダクトを中心にご紹介しよう。すでに多くの実績を持つフォーマットもあるが、運用上の互換性やノウハウはさらなる発展途中。実際のプロダクトを元にその特徴を見ていきたい。


REAC

『 Roland M-200i』

Touch & TURN 最新V-Mixer

タブレット、フィジカルコントローラー、REAC 拡張性、全てを融合&凝縮!

◎その英知と最新iOS との融合 Roland 最新プロダクト
◎多チャンネルAUDIO をREAC で一気にハンドリング
◎異次元のiPad ×フィジカルのハイブリッドサーフェース
◎最新ディスクリート設計のヘッドアンプ搭載

2012 年秋に登場した小型Live コンソールRoland 『M-200i』。

本体設計に縛られる事なくデジタル伝送REAC を活用した最大40in/40out までの自在な拡張で様々なニーズに適応出来る。

さらにiPad 操作は無線/ 有線両対応、iPad 無しで本体のみでもディスプレイで各種操作が可能と場所を選ばないフットワーク性をこのサイズに凝縮したのは脅威的だ。

ライブ・ミキシングの全てを『贅沢かつコンパクトに』
デジタル伝送『REAC』を活用したシステム拡張だけでなく、DigitalSnake を継承したディスクリート設計のヘッドアンプは、もちろんフルリコール。4 基のマルチエフェクトに加え、最終段には31 バンドグラフィックEQ が4 基。USB メモリへのダイレクト録音だけでなくDAW レコーディングまでもサポートする。

タブレット×フィジカルハイブリッドのタッチ& ターン操作
別売の専用アプリ『M-200i Remote』を活用し、各チャンネルストリップ、EQ、コンプやSEND など直感的操作を実現。エフェクトはタブレットに、ボリュームはフェーダーというタッチ& ターン操作を新搭載。iPad も現場環境に応じて様々なワイヤレスLAN 接続に対応。



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DANTE

『YAMAHA NUAGE』

NUENDO 完全互換ソリューション誕生

〜NUENDO を統合するCONSOLE、Audio I/F はDante 接続。
DAW 統合型、次世代のNetwork Audio を実現! 〜

◎ NUENDO 完全コントロール、最大48ch のコンソール
◎ Dante 採用の最新Audio I/F で完全統合が完了
◎ CL のフェーダー等、定評のあるYAMAHA 技術を投入

DANTE 採用のAudio I/F が同時に登場
NUENDO との完全な統合型ソリューションとして登場したNUAGE。

これに合わせて登場したNUENDO にベストマッチのAudio I/F。そのバックボーンとなるのがDANTEだ。

CL ですでに導入を済ませていたDANTE を”Dante Accelarator”と呼ばれるPC 用I/F とAD/DA/DD を揃えシステムソリューションに昇華している。

YAMAHA のDANTE の優位性は1 本のEther Cable で128ch@96kHzのオーディオの取扱が可能な点。そしてポストプロダクションでは嬉しい、PullUp,PullDown に対応。64ch@192kHz にも対応し、レイテンシーもスループットで3ms と優秀。もちろんCL シリーズと同様に2重化することで、回線のリダンダンシーも確保している。

同期もSync Station と専用のSystem Linkで接続することにより、シンクロナイザと統合された環境を実現した。このI/O の組合せでは、録音時の問題を回避するダイレクトモニタリング機能をI/O のBOX をまたいで実現。システムアップの柔軟性も確保されている。

Nuendo 6.5

NUENDO 完全互換フルコントロール
そして注目のコンソールNUAGEはNUENDO をフルコントロールできることはもちろん、専用設計ならではの細部まで行き届いた操作体系。YAMAHA のSR コンソールで評価の高いCentra Logic の発想を取入れ、モニターセクションは、柔軟なControl Room Mixer をダイレクトコントロールする。

CL と同様の色分けされたチャンネル表示。リボンコントローラーによるFeder セレクト。Focusing Channel による触りたいフェーダーを即時に呼び出す高度な連携。この写真の画面はなんとNUENDO の画面なのです。24inch Display の解像度に合わせ、フェーダの上部にチャンネルステータスが来るように工夫がされている。

高い拡張性と 他DAW のコントロールも可能なポスプロ作業で多用されるJOG ダイヤルは素材からこだわり、長時間の作業もストレス哭くこなせるよう行き届いた配慮が。

またアームレスト内部には、Keybord が収納出来、回りが煩雑になることを防いでいる。

そして最大3台のDAW を切り替えて操作可能な拡張性も魅力だ。NUENDO 以外にもHUI/Mackie Control に対応し、2台目はProTools をといったシステムアップも可能となっている。DAW の切替時には、RS-232 からのタリーによりKVM のスイッチングが可能。


DANTE

『YAMAHA CL シリーズ』

ライブサウンドにNetwork 時代到来

〜ネットワークオーディオを統合した次世代型SR コンソール
Dante により、低遅延と多チャンネルの両立を獲得! 〜

◎音質にこだわり、全く新しいアナログ回路を路設計
◎ YAMAHA 定評のCentraLigic はそのままに操作性をブラッシュアップ
◎ Dante による多彩なネットワークオーディオ

昨年の衝撃のデビューから一気にシェアを伸ばすYAMAHA の最新SR コンソール。

特徴はなんといってもNetwork Aduio であるDante をバックボーンに設計された、モジュール化されたシステムであること。

そしてステージサイドのI/O に接続された信号をスプリッターなしにEthernet Hub で分岐してFOH とモニターに分配できる柔軟性、Ethernet Network を2重化することによるリダンダンシーの獲得、さらにNuendo Live を同梱しPCを追加するだけで64ch のLive レコーディングが可能。CentraLogic に代表されるYAMAHA コンソールの持つ高い操作性はそのままに、最新のソリューションを取り込みユーザの目線での新機能の追加が行われています。

要望の多かったVCM を搭載、最大限に効果を引き出すためにアナログ回路から全てを一新。サウンドにカラーをもたらすことの出来るYAMAHA 初のコンソールとなっています。



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MEDIORNET


『Riedel MEDIORNET』

映像と音声のHybrid Network

〜インカム、音声、映像中継から設備まで、柔軟な運用を約束! 〜

◎インカムも同時伝送できるHybrid Network System
◎ Fiber で40km の長距離と27,000ch Audio の伝送

インカムのリーディングカンパニーRIEDEL は、独自の技術により映像と音声のNetwork 化を果たしています。HD-SDI 信号とAudio 信号と更にインカムのラインを光ファイバーで長距離伝送そして、マトリクス出来る完全に統合されたNetwork Solution。

中継現場などでの導入はもちろん、設備として32 × 32 HDSDI、27,000 × 27000 AES3 と膨大な量の信号を伝送、スプリット、マトリクス出来る複数の編集室、MA 室を結ぶ完全に統合されたファシリティーの構築が可能。

少ない台数の機材で実現できるため設備コストの低減にもつながります。
Riedel 社は、この他にAudio 専用のNetwork 伝送Solution “ROCKNET” もあり、音声のみの低コストなシステムも構築可能です。

・Fiber Channel で32ch HD-SDI & 27,000ch Audio
・Video,Audio, インカム信号送受信可能
・MADI,ROCK NET 対応
・全チャンネルマトリクス可能
・FiberCable により最大40km までの延長可能
・2重化電源


RAVENNA

『Merging Horus』高音質、次のステップはHorus から

〜24ch MicPre 搭載のモンスターAD/DA、Netowork 対応で登場! 〜

◎史上最高解像度DSD × 4(10.2MHz)
◎ Network Audio でPC と接続される高い汎用性

DSD × 4(10.2M) という、史上最高解像度のAD を24ch 搭載したモンスターAudio Interface “Horus” 最高のサウンドを追い求めるのならばこれしか無いでしょう。

Pyramix 専用と思われがちですが、実はPC との接続にはRavenna と呼ばれるOPEN なプロトコルが採用されています。この規格は、ヨーロッパを中心に多数の賛同企業が名乗りを上げプロダクト開発が進んでいます。

コンソールではLawo、スピーカーのGenelec、マイクはNeumann,Schopes とこれらの機材がネットワークで結ばれたらと考えるとワクワクして来ませんか? PC の入り口としてだけではなく様々な活躍が期待されるRavenna 陣営のAD/DA としての存在感が際立ちます。

更にHAPIと呼ばれる弟分もすでに登場済み。HORUSほど大規模でなくてもいいという用途にはHAPIがマッチします。Pyramix専用ではない高音質オーディオインターフェースとして魅力にあふれる製品の登場です。

・最大24 チャンネルのマイク/ ライン入力とライン出力
・24ch AES/EBU 入出力,64ch MADI 入出力、Ravenna 入出力
・44.1kHz ~ 192kHzPCM と DXD & DSD256 サポート
・ASIO 2.2(Win7 32bit/64bit)および Core Audio(Mac OS 10.6)をサポート


MADI

AES10 として発表されて30 年、DAW の進化で活躍の場が一気に広まります

バリエーションを増やし続けるMADI その全貌

1. プロダクトバリエーションが爆発的に増加中、組合せのアイディア次第
2. 多チャンネル時代のシンプルワークフローはMADI から始まる
3. 歴史あるフォーマットで、信頼性の高さも魅力の一つ
4.Audio Over Ethernet の窓口となるデジタルインターフェース

MADI は、その登場から20 年以上も経つデジタル・オーディオ伝送の規格ですが、現在でも幅広い分野で使用されさらに成長を続けています。

その間、AVB、Dante、Ravenna、Ethersound、Cobranet など、さまざまな規格がMADI に代わるものとして提唱されてきましたが、現在においてもMADI は多チャンネルのオーディオ信号をコンバーターやインターフェイス間で同時に伝送するための標準規格として定着しています。

普段我々が使用しているAES/EBU の拡張規格であることの安定性、そして、Pia-to-Pia 接続という単純明快な接続方法で、間違いを防ぎ、トラブル個所の早期発見が可能なシンプルさを持ちます。

そんなMADI のソリューションに登場した注目の最新プロダクトをご紹介したい。


『HDSPe MADI FX』 390 チャンネルの衝撃!!

PCIe カード1 枚に3 系統MADI I/O、ワードクロックを搭載!

・NATIVE DAW 史上初!!194in / 196out のモンスターI/F 登場
・もちろんすべてのチャンネルに対してTotal Mix FX を使用可能
・巨大なサミングミキサーとしても動作する多機能ミキサー搭載

オーディオI/O の” マイルストーン” となる製品がこのHDSPe MADI FX。PCIe カードで、かつてどのプロダクトも実現し得なかった192in/196out を実現。DAW がこれだけの多チャンネルを扱えるようになったのは、CPU の進化、HDD の進化と様々な要素がありますが、そのパワーを全て使いこなすべく登場したこのプロダクトは、まさに、次世代のDigital Audio Workstation のあり方を指し示しているのではないでしょうか。
そして、もちろんこのカード自体も非常に優れた最新の設計です。使用していないチャンネルを自動的に非アクティブにして、処理能力や帯域幅を確保する設計になっていたり、2チャンネルしか再生しない場合はステレオのサウンドカード同様の処理能力しか使用しないなどRME らしさが随所に。

・194 チャンネル入力 / 196 チャンネル出力(48 kHz 時)
・最小レイテンシー32 サンプル ( システム環境に依存)
・SteadyClock:ジッター抑制


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SSL 初のDAW 用ソリューション
『SSL Alpha Link MX + MadiExtreme』

MadiExtreme 併用でDAW と連携、さらにMADI の拡張性が融合!

・コンパクトな1U サイズのMADI AD/DA Converter
・MadiExtream64 PCIe と組み合わせて、DAW ソリューションに
・上位モデルと同等のSSL クオリティー、輪郭のはっきりしたサウンド

C シリーズのデジタルコンソールのAD/DA としても活用されているAlphaLink MADI に新機種が追加された。低コストな多チャンネル・マイク録音、もしくはアナログサミングシステムが構築しやすいソリューション、Alpha Link MX シリーズが登場。Host カードとなるMadaiXtream64 PCIe も登場しSonnet のThunderbolt Chasie などと組み合わせて、コンパクトかつ多チャンネルのシステム構築が可能となっています。非常に古い規格であるMADI はまさにDigital Audio の進化により非常に存在価値の高い規格として再び脚光を浴びています。MADI の魅力は、プロダクトの種類の多さとルーター等の周辺機器の豊富さは歴史ある規格ならでは。RME 等、メーカーを超えて接続することが可能なのもMADI の魅力の一つではないでしょうか?
このMADI MX のシステムは最大4台の接続が可能。16ch IN / 4ch OUT と4ch IN / 16ch OUT の2モデルの組合せは自由です。それぞれが1-16,17-32,33,48,49-64 に割り振られます。PC 側にMADIを受ける口を用意するだけでシステムの拡張性が確保されます。


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