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2013年2月14日 新製品, ,

127波形OSC搭載の本格アナログモデリングシンセ「KingKORG」登場!


KORGが7年ぶりにリリースしたライブ向け本格アナログモデリングシンセサイザー、KingKORG。Prophecy、Z1、MS2000、RADIASに続いて開発されたKingKORGは、シャンパンゴールドのボディに演奏性を重視したパネルレイアウト、そしてパワフルな音源を積んだステージキーボードです。

2月6日に行われたKORG新製品発表会では、KingKORGの企画に携わったKORG商品企画室・村北 氏から製品の魅力を紹介していただきました。まずは、その解説動画をご覧ください。

初心者にわかりやすく、マニアの要求にも応えるライブ向けシンセという『KingKORG』の特徴をお分かりいただけましたでしょうか?

新開発のオシレーター

KingKORGは、2006年にリリースされたRADIASで搭載されたシンセエンジン「MMT」を超える新開発音源「XMT(eXpanded Modeling Technology)」を搭載しています。

一般的なアナログ(モデリング)シンセのオシレーターは、正弦波、鋸波、矩形波などのシンプルな波形が数種類だけ入っていますが、KingKORGのXMTオシレーターはそれに加え、始めから複数のシンセをミックスして作られた波形、デジタルでしか再現できない複雑な波形、ステージで便利なピアノやストリングスのPCM音源、そしてKORG初のデジタル加算方式シンセDW8000の波形など総計127もの波形を搭載しています!

ここで優れものの機能が「CONTROL」ツマミ。選んだオシレーターによって最適な効果が得られるパラメーターがアサインされるので初心者でも積極的な音作りにチャレンジできます。

これならばシンセサイザーの知識が豊富でない方でも「欲しい音に近いものを選ぶ」というところから音作りをスタートできます。さらにこのオシレーターは、3オシレーター×2ティンバーでこれを重ね、分厚いリードやリッチなパッドを作ることができます。

充実したフィルターバンク

一般的なLPF、HPF、BPFそれぞれに歴代名機のモデリングフィルターを搭載して総勢18タイプ。中でも切れ良く温かみのあるサウンドのmoogタイプはレゾナンスの効きがとても良く、自己発振もできます。パッドにはOBERHEIMタイプ、リードにはMS-20タイプ、アシッドSEQにはACIDタイプ、といった欲しいサウンドに相応しいフィルターをチョイスできるというのは嬉しい仕様ですね。

直感的操作のエフェクト

シャンパンゴールドのボディ上面にあるエフェクトセクションには「PRE FX」「MOD FX」「REV/DELAY」という3つの大きなツマミがあります。各6種類のエフェクトの中から1つを選んで組み合わせて使うのですがこれらのパラメーターは全て目に見えるツマミだけでコントロールが可能で、まるでストンプエフェクトを触っているかのような直感的な操作感です。

このエフェクトセクションの中にあるもう一つのポイントが、2003年ELECTRIBE MXから搭載され始めた真空管を使った「真空管ドライブ回路」です。これはマスターエフェクターとして出力前段に入っていて、ツマミ一つで真空管ならではの効果を足すことができます。薄くかければ豊かな倍音と独特のコンプレッション感が得られ、グっとかければ前に張り出すオーバードライブサウンド。さらにBOOSTスイッチを押せば過激なディストーションサウンドまでお手の物です。

ライブに特化した機能

初心者には分かりやすく、マニアの要求にも応えるライブ向けシンセとして生まれたKingKORGの特徴はプリセットにも隠されています。200あるプリセットの内80%が、誰しもが耳におぼえのある名曲からインスパイアされたサウンドで、一度は演奏したかったあんな音やこんな音を瞬時に呼び出して使うことができます。

もちろんその憧れのそのサウンドを加工して自分だけのオリジナルサウンドとして保存することもできるので、使い勝手がありますね。

初心者でもすばやく望みの音にたどり着くことができるのが魅力のKingKORGですが、アナログ(モデリング)シンセサイザーの一から音を作るという楽しい行程で音作りができる機能が別モードで欲しかったなあ、と思うのは私だけでしょうか。今後はそういうシンセサイザーも期待してますよ!

また必要最小限でゆったり配置されたツマミの配置も考え抜かれたもの。RADIASのコントロールパネルに所狭しと並んだツマミはライブでは使いにくいといった反省もあったということです。アナログモデリングシンセでは珍しい61鍵というのもライブに最適な鍵盤数を探し求めての結果ということなので、まさしくハードにツマミでサウンドをコントロールしながら演奏をするライブプレイヤーに向けた1本ということですね。

ライブユースにもってこいのKingKORGの持ち運びに便利なケースは欠かせないアイテム!ぜひこのチャンスを活かして、KORGの最新シンセサイザーを手に入れてください!!

  • KingKORG ¥99,800

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