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2012年8月28日 新製品, , ,

Ultimate Sound Bankから、伝説のサンプラーEmulator Iのサウンドをライブラリ化した音源「#20 Emulation One」と、プリペアドピアノ音源「#21 IRCAM Prepared Piano」の、二つのUVI Soundcardが同時発売!


Ultimate Sound Bankから、80年代に一世を風靡したサンプラーEmulator Iのライブラリーを音源化した「#20 Emulation One」と、プリペアドピアノ音源「#21 IRCAM Prepared Piano」の、二つのUVI Soundcardが同時発売されました!


#20 Emulation One」は、同社の「#14 Emulation II」の続編に当たるシリーズで、UKを発端とした80年代のサンプリングコラージュミュージックブームの礎となったサンプラーである、Emulator IのライブラリをUVI音源化した製品です。

Emulation Oneには、ドラム、クワイヤーボイス、ギター、ベース、効果音、キーボード、マレット、パーカッション、シンセ、ストリングス、オーケストラヒットなど、数々のインストゥルメントが、250種類以上収録されています!

各サウンドは、エンベロープやフィルター、LFO等でエディットも可能で、ドラムパートには、前作Emulation II同様に、「Dramulation One」と呼ばれるドラムサンプラーを模した専用画面が用意されており、ドラムマシン感覚の16ステップシーケンサーで、簡単にドラムパターンが組めます!

百聞は一見に如かず、ということで、是非ともEmulation Oneのムービーとデモ音源をご視聴いただきたいのですが、ファットな響きが心地良いローファイな8bitサウンドの数々は、ノスタルジックな80年代の音楽の再現だけでなく、2000年代後半から続く80’sリバイバル系のエレクトロやヒップホップ等の現代的な音楽にもマッチすることは間違い無し!余談ですが、当時の機材の記録媒体の主力だった5インチフロッピーディスクを元にデザインされたアイコンも、レトロかつポップな雰囲気を醸し出していて素敵ですね!

前作Emulation IIや、同じく80年代の有名なサンプリングワークステーションを音源化した「#19 Darklight IIx」に加えて、新たな80’sサウンドをコレクションしたい方、当時この機材を使用されていた方や、この機材が憧れの対象だった方、或いはEmulation Oneに今までにない魅力を感じた方、自作の楽曲に新しいエッセンスを加えたい方には、特にオススメです!


#21 IRCAM Prepared Piano」は、グランドピアノの弦に金属片やゴム、木などを挟むことで、金属的な残響感や打楽器感の強い前衛的なサウンドを奏でる「プリペアドピアノ」をサンプリングしたUVI音源です。

IRCAM(イルカム:フランス国立音響音楽研究所)とは、1977年フランスに設立され、音楽制作と科学研究に特化した公的研究機関です。音響音楽研究の分野においては世界最先端の技術を持ち、この音源はそのIRCAMとUltimate Sound Bankが共同開発したことでも話題となっています。(※Ultimate Sound Bankは過去にも「IRCAM Solo Instruments」というライブラリをリリースしています。)

プリペアドピアノとは「4:33」で知られる現代音楽家ジョン・ケージが1940年代に発明した手法です。グランドピアノの弦に金属片やゴム、木などを挟むこと(こういった行為を「プリペア」と呼びます)で、音程が不安定な音や、ティンバレス、ガムラン、カリンバのようなアタックに特徴のある音を演奏するという、本来のピアノの演奏とは異なった特殊演奏・パフォーマンスです。

プリペアドピアノはあまりにも本来のグランドピアノから離れたサウンドであるため、現代音楽の世界ではグランドピアノとは別物のプリペアドピアノという名称の一つの楽器として扱われるようになりました。プリペアドピアノのパフォーマンスやサウンドに興味を抱かれた方は、是非ともこちらのムービーとデモ音源をご視聴いただきたいのですが、消しゴムや釘、洗濯バサミなどのパラメーターが、この音源がいかに個性的であるかを物語っています。

現代音楽以外にも映画音楽や効果音制作等、幅広く応用が利きそうな面白そうなライブラリです。本物のグランドピアノをプリペアドすると、調律が狂ったり、弦を傷つけてしまう可能性がありますが、ソフトウェア音源化されたIRCAM Prepared Pianoであれば、そういった心配もなく、気軽に思う存分プリペアドピアノのサウンドを楽しめますよ!


二製品ともUVIライブラリということで、ソフトウェアプラー「MOTU MachFive 3」での読み込み及び、より突っ込んだ音色エディットが可能です。MOTU MachFive 3のユーザーにも、独創的かつインパクトのある拡張音源としてオススメの二品です!

  • UVI Soundcard #20 Emulation One ¥12,799
  • UVI Soundcard #21 IRCAM Prepared Piano ¥39,800

詳しいスペック&在庫状況はこちら!

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