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年間ベスト製品を決定する「Rock oN Award 2012」結果発表!
本当にたくさんのご応募ありがとうございました!今年は以下のジャンルで優秀製品を選び、そこからその中からさらに総合トップ3として、GOLD賞・SILVER賞・BRONZE賞を決定していきたいと思います。
・Popular Award:最多得票数を獲得した製品に贈られます。
・Tech Award:先進的で優れた技術を持つ製品に贈られます。
・Software Award:最も優れたDAWもしくはPlug-Inに贈られます。
・Sound Equipment Award:最も優れたマイク、アウトボード、ミキサー等に贈られます。
・Accesary Award:最も優れたケーブル、スタンド等のアクセサリーに贈られます。
・Instrument Award:最も優れたハードウェア音源、デジタル楽器に贈られます。
投票いただいた方の中から抽選で1名様に1万ポイントプレゼント!Fireface UXFに投票のイニシャルG.Mさんに決定しました!おめでとうございます!もちろん投票者全員に受賞製品の5% OFFクーポンをメールにてお送りさせていただきます!どうぞご活用いただけたら幸いです。
◆Popular Award
澤田:まずはPopular Awardから参りましょう!事前にお客様投票やスタッフ投票等のいろいろな選定を経て、1位「RME Fireface UFX」、2位「Komplete 8 Ultimate」と言う結果になりました。次点が「Apogee Duet 2」「Izotope Ozone5」と続きました。
澤田:ずばり「RME Fireface UFX」良いところはどこだと思います?
竹本:RMEブランドのネームバリューや信頼感が一番大きいのかな。機能を考えれば安いですし。後、忘れちゃ行けないのが「DURec™」※1ですかね!(※1Fireface UFXのフロントパネルに備わったUSB-A端子を利用して、Fireface UFXの全入力/全出力(計60チャンネル)の録音/再生が可能になるデジタル・レコーダー機能)
長岡:機能が成熟しているからだと思いますよ。内蔵ドライブが安定しているから
一発録音が安心してできるし、複雑なシグナルのルーティングも出来て、コンプもEQもあるので音を整えて出せるし。
洋介:USBレコーダー(「DURec™」)はライブレコーディングのバックアップに使える。PCが落ちても止まらないのはすごい。
澤田:「RME Fireface UFX」の今後期待することはある?
長岡:ここまで良いとまず、カスケードしたいですね!今の所「RME Fireface UFX」を同時に複数使うことができないから、もう少し入出力
を必要とするセッションにも使いたいです。
澤田:次点は「Komplete 8 Ultimate」。これはもはや最初に買う音源のひとつにもなっていますよね、これさえあれば色んな音が出せる総合音源系ソフトの究極と言えますね。昨年より130GBも増えて、トータル約200GB。プリセットは一万以上、、、、
佐々木:ここまで来ると聴ききれないですね。
竹本:でも、なんだかんだ言っても一番売れてるし、発売前の予約といい売れてる数といいNative Instruments社の人気の現れですよね。
佐々木:一個でこれだけ音が入っているので最初のソフトとして選ぶお客も多いです。
澤田:一番の魅力は圧倒的な物量ですかね~、この値段だし。後、個人的な要望ですけど色んな人がこのKompleteを入れれば、新たなるGM音源見たいな存在にになり得るんじゃないかって。プリセットをファイルとSMFと一緒に保存すれば、他のDAWアーティスト同士で互換性を保てますよね。そうな
れば仕事が楽になりますね。よし!そういう世界をRock oNで提案していきましょう!だから今後はKomplete買わないと、他の商品を売りません!
一同:笑
佐々木:「Ozone 5」は、発売時期がもう少し早ければランキングが変わってたかも知れませんね。
◆Tech Award
澤田:さてお次はTech Awardです。本年度の中で技術的に革新的な製品が選定対象になります。では担当のヨウスケさんどうぞ。
洋介:「Forcuslite RedNet」、「AVID Pro Tools 10 HDX」「NuGen AudioのラウドネスメーターVisLM」を押さえて、1位 「Sonnox Oxford Fraunhofer Pro-Codec」2位 「Line 6 Variax」となりました!
澤田:NuGen のラウドメーターはようやくお店でも販売できるようになったんで、これから伸びそうですね。
洋介:ラウドネスメーターは知らないと乗り遅れますね。今年2012年の10月1日ON AIR分の放送から基準が変わるので、放送に関わる仕事をしてる方はまさに今必須と言った製品ですね。
澤田:そんな必須製品を押しのけて堂々の1位が「Sonnox Oxford Fraunhofer Pro-Codec」です。簡単に説明するとどういった製品でしょうか?
洋介:DAWのマスタートラックにインサートすると、リアルタイムにmp3やACCなど(サンプルレートの切り替えも含め)5種類のコーデックを比較試聴できます。分かりやすく言うと、「2Mixに書き出したオーディオファイルをMP3に変換したら、歪んだり割れることがある、予想外の音やせある、、、もう一度ミックスし直して、書き出して、変換させてチェック、、、」そんな作業をリアルタイムに簡単に行える優れものですね。変換後のサウンドがリアルタイムに聴けるから、それに合わせたパターンのミックス作ったり、歪んでしまったらトリムですぐにレベルを落としたりできます。しかもそのままFraunhofer※2クオリティのMP3等の書き出しも出来ます。(※12,500人以上の研究者を抱えるドイツの巨大研究所です。その中の音響研究所が、AAC、mp3規格のオリジナル開発元です)
洋介:あと、おもしろい機能として、圧縮したときに抜け落ちた音だけを聴くこともできます。
澤田:個人的な見解として、こういう商品が出てきた背景にはメディアがネット配信主体になったこともあるのかな。Pro ToolsやStudio OneみたいにSoundCloud直接書き出しが出来る製品が増えてきてたり、YouTubeやニコニコ動画に自分の作品をアップする事が一般化してきているからこその製品かなと。ネット世代の必須アイテムですね。
洋介:2位は「Line 6 Variax」です。これはざっくり言うとギターシュミレーターですかね?
長岡:以前からある製品なんですが、今回のアップデートでギター本体の質が大幅に上がった!ギターのトップブランドの一つであるJames Tylerとの共同開発だから普通のギターとしてもクォリティーが高いですね。それに Variaxのお家芸のギターシュミレートで、レスポールやストラト、テキャスターにアコギやシタールまでも何でも出るし、チューニングまで自由にかえられるし。
澤田: Variaxはスゴいよね。本体以外に他に機材要らないし、弦のテンションがかわらずに音程を変えることはかなりメリットがある。レイテンシーが非常に低い。これはギタリストはもちろん、ギターを使うクリエイターさんが買えばプリプロにかなり便利だよね。いちいち持ち替えなくてもいろいろな音が出せるから。Pod HDシリーズを持っていれば、サウンドと一緒にVariax側の設定も保存しておけるし。テクノロジーは日々進化して行きますね。
洋介:Avid HDXはリリースが2011年も最後の方なので、ぎりぎりノミネートされたんですが語らずにはいられません。技術的にはダントツかなと。10年ぶりのハーでウェアの更新です。信じられないことですが、ボイススロットはほぼ消費せず、一枚のカードで256ボイス使えます。またFPGAとの共存によってボイスをFPGAが処理することによって、DSPをフルにプラグインに割り振れます。CPUとの連携もかなり強化されていますし、劇的な進化ですよね。
◆Software Award
澤田:次はSoftware Awardです。担当の佐々木さんどうぞ。
佐々木:結果から申しますと 1位「Presonus Studio One2」2位「iZotope Stutter edit」3位「Slate Digital FG-X」になります。まずはFG-Xですが、ユーザーとしてどうですか?
澤田:RMS ※3 メーターが分かりやすいから、音量や音圧に以外にもラウドネスを心がけたミックスが出来ます。同じくらいの音圧があるのにずっと聴いていられる作品はここの処理がうまいんですよね、RMSが以上に高いミックスはマスタートラックに行くまでに問題が有るはずだから、そこでミックスの調整に入ったりと勉強にもなりますし。もちろん音もすこぶる良いです。(※3 RMSとは”Root Mean Square”の略で、オーディオのラウドネスを表現する単位のスタンダード)
佐々木:マキシマイザー系の単品ソフトでは久々のヒットだよね。
澤田:センス良いですよね、この会社は。
佐々木:続いて第2位は「iZotope Stutter edit」です。これはBTというハウスのプロデューサーが絡んでいて、グリッチエフェクトなど、波形編修で無理矢理やっていたようなをギミックを鍵盤にアサイン出来るっていうのが新しかったのかな。NativeInstrumentsのFingerやSugarbytesのArtilleryみたいな同じタイプの製品よりもかかり方が結構エグイよね(笑)
佐々木:そして1位は「Presonus Studio One2」です。DAWは昔から売れてる商品がかわっていないから、Ableton live以来10年ぶりの新しいDAWですよね。1~2年前に出た当時は若干スルーされ気味でしたが、、、現にこの中でもが澤田と長岡が使っているよね?
澤田:とにかく軽いですね。64ビットOS様に開発されているので、32bitアプリのログのゴミが無いのが理由だそうです。キーコマンド系の操作がマウスだけで出来るし、後、簡単な言い方だけど純粋に音が良い。開発者が同じだけあってCubase的な音だけど、Pro Tools的なおさまり感もある。つまりバウンシーながら納まりが良い。ネット上でも好評化ばっかだし、マスタリングエンジニアも使っている人が増えてきているから、みんな同じ様な感想なんだろうなと。しかもフルバージョンで¥39,800は安いよね!
長岡:これとKomplete 8だけで仕事が出来てしまう。他のDAWから乗り換えている人が多いのは、自分が使っているDAWのメジャーアップグレードにも飽きた頃に出てきたので、インパクトが強かったし、興味本位で試しただけなのに元々使っていた製品に戻れない感じです。絶対みんな試した方が方が良いですよ。
佐々木:そうだね。DAWってそうバンバン出る訳じゃないのに、発売していきなりバンバン売れているのは珍しいね。
◆Sound Equipment Award
洋介:さてSound Equipment Awardの1位は「Presonus Studio Live」次点は「V.I.R 57」になりました。
佐々木:Studio Liveは売れてるよね、この手の製品では久々のヒットだね。「デジタルミキサーにインターフェース機能がついた商品は売れない」という長年のジンクスを打ち破った感じ。
澤田:バンドマンの中で、自分たちで作ってすぐ自分たちのHPにあげるスタイルが一般化してきているので、この軽さは魅力ですよね!リハスタに簡単に持って行ける。ドラムRECとかにで使うんでしょうね。今の時代のニーズを感じさせる製品ですね。
長岡:あれは便利。本当に便利です。
佐々木:ムービング・フェーダーじゃないことについてはどうなの?
長岡:それは気になりません。要はキュー出しの時にバランス作って出せるので本当にリハスタに持っていって本格的にやりたい人に向いてる。Studio Liveなら全部のchでEQ/COMPが使えますし、何度も言いますがやっぱり軽い!確か10kgありませんからね。
洋介:2位のV.I.R.の57も売れてますね。王道商品にひと手間加えてより良いものにしているメーカーです。定番マイク57/58等をモディファイして、サウンドキャラはそのままハイレスポンス、ワイドレンジ、全体域フラット。というと57/58のサウンドじゃないと言う人がいるかもしれないが、店頭でぜひ聴き比べて欲しい。57/58もオリジナルのポテンシャルを引き出している。
長岡:昔から57のトランスレス自体は有名な改造ですけど、トランス外した後にマイクプリを仕込んでいる所がポイントですよね。従来の物はSN比が悪かったけどこれは使いやすいですよね、1作家に1本的な(笑)
佐々木:大定番を改良した感じですね。確実に57の音がするけれども、確実にレベルが三つくらい上少なくとも20~30kHzくらいの帯域のカラーリングの付け方だと思うな。
洋介:V.I.Rを聞くと、オリジナル・プロダクトでは上の帯域がどれだけ丸まっていたかが分かりますね。
澤田:後は中低域がよく入りますよね、タムとかに使いたい感じ。ギターアンプだとSM57とMD421で録っている感じを一気に出来るの感じが近いのかな?
洋介:そういう感じするよね。
佐々木:やっぱりワイドレンジになっているんだろうね。57も質感のままレンジが広がるっていうのは良いよね。それはファンタムも要るの?
長岡:アクティブダイナミックなんで必要ですね。
澤田:BlueのEncoreをはじめ、アクティブダイナミックタイプは今後も流行って行きそうですね。
◆Accesary Award
竹本:
Accesary Awardの1位は間違いなく「Very-Q」ですね。コストパフォーマンスが高いですし。
澤田:お、今年の地味に大ヒット製品。取り扱いを始めたときにこんなに売れるとは正直思ってなかったです。結構有名な人のレコーディングでレコーディングブースじゃなくて、コントロールルームにこれを立てて本チャンの歌を録っていた時はびっくりしました!録音の時はみんなでヘッドフォして、音を立てない様にじっとして(笑)もちろん妥協じゃなくコミュニケーションを重視した方法であり、実際の完成テイクは素晴らしかったです。こんなやり方もあるんだなーって。
長岡:それ面白いですね、俺もやってみようかな。
佐々木:そんな話聴いていると、電話ボックス型の防音ブースを何十万も使って建てる必要がなくなった感じするよね。
洋介:去年、リフレクションフィルタが流行った。反射/吸音にユーザーの関心が高まっている証拠ですかね。2枚買って電話ボックス状に配置することで、防音は無理でも吸音の面では同様の効果を得られる。そしてやっぱり値段が安い。
竹本:5、6年前はお客さんにお部屋に防音ブースが欲しいなんて言われたら困ったもんでしたね。
洋介:2位は画期的なキューシステム「Mymix」です。イーサーネットでつなぐだけで16chを手元でミックスできるし、子機にもインプットが付いているから隣の演奏者とコミュニケーションもとれる。元はPA用のパーソナルミキサーとして作られている。しかも安い。
竹本:リハーサルなどで一人のiPodをつなぐだけで皆で聞ける。子機にリバーブも付いている。かつて無いですね。店頭でぜひお試しください!!
◆Instrument Award
竹本:ノミネートも多く、「KORG KRONOS」「ROLAND Jupiter-80」「Dave Smith Instruments Tempest」「Doipfer Dark time」「Teenage Engineering OP-1」など結構意見が分かれました。特にop-1は昨年以降大ヒット中ですし。全体的にハードウェアに大豊作な年でしたね。ノミネート外でもKORGの商品も面白いのが多かったですね。
澤田:ということで、激戦のインストルメンツ編の第1位は、ワークステーションの復権を思わせるほどのヒットした「KORG KRONOS」です。
佐々木:PCMベースのオールインワンシンセとしては、久しぶりに売れましたね!
長岡:特に発売前の予約が多かったのが印象的ですね。KORGの集大成という打ち出しが、KORGファンに届いたのかな?”新開発の~音源”という文言よりも響きましたね。
佐々木:KORGファンは根強いね、音源でもOASYSで培った技術やお家芸であるの「Karma」などの飛び道具系の技術も入っているし、Kaosspad的な機能もありますし正にKORGの集大成。う~ん、個人的にもダントツでしたね。
澤田:同じ国産としてROLAND Jupiter-80はどうだった?
竹本:あれは音良いし、弾けば弾く程リアルですよね。今回は製品のベクトルが違うから簡単には比較しずらいですよね。 「KRONOS」は製作サイドの評価が高いし、「Jupiter-80」は思いっきりプレイヤー指向ですし!
澤田:そうだよね、家にこもって製作ばっかするより、ガンガンステージで弾きまくって下さいって感じが伝わってきた(笑)
竹本:そして2位は「Teenage Engineering OP-1」です。
佐々木:発想が良い意味でぶっ飛んでいる。
長岡:デザインも良い。シンセだけじゃなく、FMラジオもサンプリングできるし、携帯などに付いてるジャイロセンサーも無駄に付いている(笑)何でも音に直結させてやろうという製作者の遊び心が凄まじい意気込みが現れている。特に部屋の中でボールを弾ませるアルペジエイターも面白いですよね!
竹本:まさにデザイナーズシンセですね。ガジエット魂の極みですね!
◆総合トップ3の発表その前に
澤田:いよいよ総合トップ3の発表ですが、その前に惜しくも賞は逃したものの、期待度とその浸透のスピードから発売がもう少し早ければ受賞したであろう商品におくりたいと思います。本年度の「審査員特別賞」は今後爆発的にユーザーが増えるだろうという期待を込めて「Presonus Studio One 2」に贈りたいと思います!従来からの固定ユーザーが多く、新製品の入る余地がないと思っていたDAW界に新たに登場し、ここまで話題になったソフトはかなり珍しいですね。やはり慣れも大事ですが、触ってみるとテクノロジーは進化してるんだなとリアルに感じる事が出来ます。ほんの興味本位でも良いので店頭にて触ってみて下さい!
◆Bronze
竹本:では、まず3位!BRONZE賞は「AVID HDX」
佐々木:前のHDは少し大きいセッションになるといつもぎりぎりな感じがあったので、1枚でもかなり余裕があるならスゴいですよね。
洋介:その余裕を何に使うかだよね。
長岡:前のHDに比べて余裕があるので例えばセッション途中でプラグインを多く立ち上げた状態で、すぐに取り直しに対応できますし。
澤田:やっぱり個人的にはボイス数ですかね。ボイスの存在を気にしなくていいってのは最高ですね。それだけで何でも出来る感じがする。後、RAMキャッシュ!
洋介:RAM CASHはスゴいよね、反応がめちゃくちゃ良くなったから、勢いでMacProのメモリーをフルにしちゃいましたもん(笑)後、HDXになって音が途切れなくなりましたね。
澤田:お、さすが!では「AVID HDX & Pro Tools」の今後期待することは?
長岡:オフラインバウンスですね。5分の曲で5分かかっても良いからパラ出しできるようになったら良いですね。
澤田&洋介:それは昔から言われ続けてるから、そろそろあきらめようか(笑)
◆Silver
竹本:気を取り直して第2位!SILVER賞は「KORG KRONOS」に決定です!
佐々木:これは非常に売れましたね~。ハードウェアワークステーションの復権というか、他のハードウェアに勇気を与えた製品ですね!KORGの技術の集大成。使いやすくまとまっている。拡張性がソフトウェアで維持されているのもポイントでしたかね。
澤田:KORG OASYSなどでも搭載されていた機能が、かなり使いやすくなった感があるよね。
長岡:良い意味でワークステーションっぽくないからですかね?SSDによって音色切り替えが異常に早いから、ワークフローにスピード感を感じますし。
佐々木:音はどう?OASYSと比べてどう?
竹本:出音はKORGらしい硬めな音なので、OASYSとは好みが分かれるかも知れませんね。でも、実際にKRONOSを買ったお客さんが「ほとんどソフトシンセを使わなくなった」っていう人が多いですね。
佐々木:それはかなりリアルな言葉だね。ハードならではの良さがちゃんと出てるっていう事なんだろね。今後期待することは?
澤田:ラック化してほしい。そして、本体触らなくて良いくらいにエディターをプラグイン化してほしいですね。
竹本:もっとプラグインが欲しいかな。後、ステージキーボードとして持ち出すための軽量化などですね!
◆Gold
佐々木:という事は、、、1位はあれだよね。
竹本:そうです、あれです(笑)という事で本年度『2012年Rock oN Award』第1位のGOLD賞は、すいませんダントツでした!RMEが持っている要素と独立レコーディング機能を合わせ持っている多機能モデル「RME Fireface UFX」で決定です!前のモデルから約10年くらいですよね、だから今回も「RMEは10年経っても使えます!」みたいに大々的なキャッチフレーズを付けましょう!1年1万円と考えれば先行投資としてもすばらしい製品ですね、ランキングには届かなかったものの「BabyFace」の投票数もかなり多く、RME人気はまだまだ続きそうですね!
◆選定を終えて
振り返れば、2011年はハードの新製品が多い1年でしたね。以前はソフトウェアが多かったのですが、トップ3が全てハードだったのも興味深い点になります。いわゆる王道インスト系音源はNative Instrumentsの Komplete 8 以外はあまり出なかったかったのも、この結果になった理由の一つだと思います。細かい音源はいくつか出てたけども、業界全体に名前が知れ渡るような衝撃はソフトには無かったかなと。その一方でARTURIA のSparkやNative Instruments Maschine、そして発表になったばかり新MPCなど、ハードウェアとソフトウェアのハイブリッド系増えてきているのも興味深く、このジャンルの人気が上がっていくのを感じます。
さあ今年2012年を占うNAMM Showがいよいよ開幕!今年も新しいサウンドを求めて、盛り上がっていきましょう!
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