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2011年7月15日 新製品, ,

Non Stop Your Creation METAL編


重厚なMETALサウンドをこよなく愛して早二十数年。80’sから現在に至るディストーションサウンドをリアルタイムに見続けてきた、私バチスカーフ深海が語らせていただきます。METAL … Rock oNでは単独でフューチャーされる事のあまり無いジャンルですが、この機会に掘り下げた考察をしてみましょう。バンドスタイルが中心となることがほとんどだと思いますが、DAWベースでハイクォリティな曲作りをしてみたい方も多いはずでは?あくまでMETALに限定した偏ったチョイスをしてみたいと思います。自宅制作のデモでもスタジオレコーディング並の楽曲を制作してみましょう!

セレクトアイテム!

  • ・Line6/POD HD500
    ・xlnaudio/AD Master Metal Bundle
    ・Chandler Limited/Germanium PreAmp DI
    ・Waves/Gold

・Line6/POD HD500

METAL系の曲作りを目指すなら何はともあれヘヴィなギターです。リフも刻みも曲のメインテーマは全てココにあると言っても過言ではありません。当然サウンドのこだわりの出る部分でもあり既にギター機材はたくさん持っている方も多い事でしょう。しかし!そのまま録音してみてもベタっとしたサウンドになってしまいませんか?ポイントはやはり鳴り(空気感)とアタックのバランスです。

全体のバランスに関しては後述しますが、エレクトリックギターはやはりアンプからの出音まで含めてニュアンスを生み出します。爆音で実際にアンプを鳴らすことができれば良いのですが、難しいですよね。必然的にシミュレーターの出番な訳ですが、今度は音が抜けない、前に出ないといった感想を持たれる事が多かったのではないでしょうか?。最新のPODシリーズはHDと謳うだけあり非常に緻密なサウンドを再現します。レクチでもJCMでもハイゲイン系でも構いません。ブリッジミュートでピッキングした時の「ゴッ」としたアタックの後の「ズン」とくる鳴りが何より最強です!従来のPODシリーズでは物足りなかった方にも間違いなくオススメです。

・xlnaudio/AD Master Metal Bundle

METALサウンドを追求する場合、実は曲の要になるのはギターでは無くドラムです。ギターは楽曲の中心となるパートではありますが、曲全体のヘヴィさやスピード感はスネアとキック次第で決まってきます。ところが、タイトでパワーのあるサウンドメイクには本来相応のエディットが必要なところで、実際にレコーディングしたドラムの音を完成系のサウンドにするのはけっこう難しい作業なんですね。

AD Master Metal Bundle は…、初めてデモを聴いたとき素敵すぎて思わず笑ってしまいました。このドラム音源、最高です。METALドラムの場合生音すぎてもダメで、アタック感を強調しつつガッチリコンプレッションしてやらないと曲自体が軽くなっていましますし、各パートが全て音圧系の楽曲の中ではかなりセパレーションを良くしてやらないと明確なサウンドになりません。そのため、コンプとEQ、場合によってはゲート/エキスパンダーを駆使して音作りをする訳ですが、この音源を使えば一発です。もともとAddictive Drumsはナチュラル指向よりやや音作りをされたサウンド傾向ですが、このADpak METALに含まれるサウンドはシャープなアタック感とタイトな胴鳴りが気持ち良く、そのままでも高い臨場感を持っています。グラフィカルな画面は操作性もよく、パラ出しして更なる音の追い込みも可能です。でも、元の完成度が高いので弄りすぎてハマらないでくださいね。

・Chandler Limited/Germanium PreAmp DI
本来アナログの楽器音を中心としたサウンド形態のMETALでは、自ずと入力部分の質が重要になります。特にボーカルにはインプット用アウトボードは必須と言えます。通常他のジャンルなら私は良いマイクを先にオススメするところですが、今回に限ってはプリ優先。Neve系を始めとして定番となる機種はいくつも存在しますがココでは敢えてGermanium PreAmp DIを挙げておきたいと思います。

低価格な製品にはエフェクティブな意味でのディストーションが搭載されている物が見受けられますが、どうしても音が細くなるのは否めません。Germanium PreAmp DIは所謂ハイエンドという程は高額ではなく手を伸ばせば届く価格帯ながら単体アウトボードに相応しい芯のあるサウンドが得られます。メーカーコメントでは「ビンテージ系の…」といっていますがモダンなサウンドにもバッチリOK。なによりしっかりしたプリの中では唯一といっても良いであろう、強い歪みが加えられるところが魅力です。ディストーションボーカルに限らず、クリーントーンを目指す場合でも歪み感のコントロールでボーカルを前に出しつつバックのサウンドに馴染ませる事ができるのでMETALボーカルには絶対にオススメです。

・Waves/Gold

最後はMIXに欠かせないプラグインです。取り敢えずこれがあれば大丈夫、といえる定番 Wwves/Gold ですがMETAL限定とした場合特に有効なのは「C4」でしょう。全てのパートのゲインが高く、パツパツになりがち(或は狙ってそうする)ジャンルなだけにマルチバンドのダイナミクスコントロールは欠かせません。ピークを押さえつつアタックを出し、各パートごとの特徴的な部分をうまく引き出してやらないと単なる音の壁になってしまうんですね。また、「C4」はもちろん「Renaissance シリーズ」のエフェクトも秀逸です。アナログ的な質感は必須となるEQ、Compを初め、ギター/ベース用のAxxでも簡単に扱うことができます。以外と有効なのはPAZ Analyzer。先にも挙げたパートごとのサウンドメイクには非常に有効です。コレで確認しながらMIXすれば、モダンヘヴィ系MIXのようにプレーヤーのアナライザー(メーター)が上から下まで上がりっ放し(笑)、でも各パートはしっかり聴こえるMIXも可能になることでしょう。

●Next Step

DAWやインターフェイス等ホストになる機材については、今回は有る前提で特に取り上げませんでしたが、もちろんココも重要です。METAL Only でオススメな製品を挙げてみましたがこれらの製品はもちろん他のジャンルでも有効に使えます。(AD Master Metalは除いて/笑)重要なのは必要な部分にしっかりとした機材を入れる事だと思いますが、特に音の立ち上がり早さとトランジェントの強さは重視したいポイントですね。スペックだけでは読み取れない機器固有のキャラクターが生きてくる部分でもあるので色々試していただきたいとは思います。

更に、Next Stepを考えるならやはり良いマイクを取り入れてほしいと思います。チョイスするのは「Brauner/Phanthera」。¥248,000とやや金額は張りますが、それに見合う音質は保証します。濃密なサウンドは音圧と再現力の両方を引き立て、ソフトからラウドまであらゆるサウンド(声)を余すところ無く取り込みます。音圧の中でも埋もれにくく、またEQの追従も良いオススメの製品です!

● 合計&クレジット

  • ・Line6/POD HD500
    ・xlnaudio/AD Master Metal Bundle
    ・Chandler Limited/Germanium PreAmp DI
    ・Waves/Gold
  • 合計¥310.500
  • 18回まで分割金利0%クレジットを利用すると、、、月々¥17.200(初回のみ¥18.100)

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