あなたを夢中にさせる本格シンセサイザー「GAIA」大解剖!

●PCでの音楽制作やソフトシンセが主流となった今、ハードウェアシンセサイザーに求めるものはなんだろう?

Claviaのような個性的なデザイン、moogのような個性溢れるサウンドなど理由は様々ですが、現代の音楽制作環境においてもう一つ重要なポイントとして上げられるのは「音を創り出すスピード」

膨大なプリセットや難解なシンセシスではなく、いかに欲しい音を素早く生み出せるかがハードウェアシンセの醍醐味。そのポイントを鋭く捉え、プロのキーボーディストからプロデューサー、はたまたエンジニアまでもが食指を伸ばすシンセが「GAIA」なのです。わずか¥69.800という価格設定に詰め込まれた可能性に迫ります!

●教科書通りのワークフロー、全パラメーターを指先で直感的に操作。

SHの名前の通り、シンセサイザーの音づくりのお手本のように、オシレーター、フィルター、アンプ（ADSR）すべてに用意されたスライダーとツマミの数々。

まず本体上のボタン2つを同時押しするだけで基本的なノコギリ波から音作りをスタート出来ます。V-SYNTH譲りの豊富な波形で分厚いシンセベースからシンセストリングスまでエフェクト前の段階でも作れてしまうんです! ROLANDシンセの代名詞とも言えるsuperSAW波形もしっかりと入っていますよ! どんなにエフェクトや特殊機能があってもオシレーターセクションの弱いシンセは音作りする気になりませんよね。

・GAIAにはすべてのパラメーターがパネル上に配置されているため、コントロールしたいパラメーターへ自然にアクセスできます。触れば瞬時に音をコントロールできるアナログな操作性も、ハードウェアシンセの醍醐味。スライダーやツマミの重さも、価格より高級感があります。

●¥69.800でシンセ3台分。レイヤーサウンドもスピーディ!

本体パネル左に用意されたTone1/2/3ボタンを押すだけでGAIAはそれぞれが独立した別のシンセに早変わり。音作りに詳しくなくても気に入ったサウンドを組み合わせるだけでシンセ上級者のようなモーションサウンドだって作れてしまいます。分厚いsuperSAW波形をDetuneさせて3レイヤーなんて、シンセ好きにはたまりませんよね。もちろん演奏中の各On/Offもワンタッチ。プリセット切替ではなくリアルタイムシンセシスだって出来てしまうのはLIVEシーンにも心強いですね!

●マニアも初心者もワンタッチの強力5系統エフェクト

なんと5系統の直列接続により、ON/OFF だけでも最大192通りの組み合わせが可能なGAIAのエフェクトセクション。

左から順に、ディストーション、ファズ、ビット・クラッシュの歪み系。フランジャー、フェイザー、ピッチ・シフターのモジュレーション系。テンポ・シンクも可能なパンニング・ディレイとノーマルなディレイ。そして、リバーブと、分かりやすく配置。

リバーブの下には、ボタンを ON にするだけでマッシヴな低音を出す「LOW BOOST」エフェクトも搭載。superSAWただでさえ分厚いのにまだまだいけますよ!

これらのエフェクトも全てツマミで直感的にコントロール可能です。

●場所を選ばない37鍵、4.2kgのスタイリッシュボディ

わずかにパールがかったホワイトボディと、パネル、黒鍵のブラックがシンプルながら印象的。付属のACアダプタでの動作に加え、単3電池 8本 でも5時間動作OK。ちなみに、別売のキャリング・ケース（CB-37SY）も、ホワイト基調にブラックのアクセントです。

スタジオ、ステージどんなシーンにおいても思わず手を伸ばしてしまう、GAIAはそんな存在なのです。

未だ語り継がれるアナログシンセの銘機Jupiter-8のPadサウンドや、1時代を築いたJPのSuperSAW、そしてV-SYNTHが確立したVariPhraseのように、Rolandシンセサイザーのサウンドは常に音楽シーンと共にあり、その最先端をリードし続けています。

その波形と最新COSM技術を惜しみなく投入したモデリングエンジンをはじめ、多くの歴史を踏襲しながらも更に磨き抜かれたサウンド。進化の最新形態に触れて、銘機の遺伝子を体感してみてはいかがですか？

• ROLAND  GAIA ¥69.800