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2015年11月16日 新製品, ,

SEQUENTIAL Prophet-6 Desktop 新発売!Sequentialの名を受け継ぐ最新シンセをデスクトップに!


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Dave Smith氏により設計された名機Prophet-5直系のフィロソフィーを受け継ぐ6ポリフォニックアナログVCOシンセ!Prophet-6が機能とサウンドクオリティそのままにデスクトップで使いやすいモジュラータイプとなりました!

Sepuentialの名を受け継ぐProphet-6 Desktopは極わずかしか生産されない貴重品。これを逃すと次回はいつの入荷になるかは分かりません。お早くご注文ください!



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Prophet-6 Desktop

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Prophet-6はその名のとおり6voiceのアナログポリフォニックシンセです。近年のDSI ProphetやPro2はDSPベースのオシレーターを搭載した言わばいハイブリッドなアナログシンセでしたが、Prophet-6はオシレーター、フィルター、アンプにフルディクリートアナログ回路を採用。正真正銘のVCO、VCF、VCA構成です。

VCOが生み出すノコギリ波、三角波、パルス波はこの新設計のフルディスクリート回路を通り、Prophet-5にインスパイアされた4PoleのLPFと、2PoleのHPFでプロフェットサウンドにシェイプされます。

Dave Smithらしく、オリジナルを凌駕する新機能が多数備わっています。中でも最大64ステップのポリフォニックシーケンサーの搭載は大きいです。アルペジエイター同様外部MIDIクロックに同期可能です。

さらにエフェクトはステレオのアナログディストーションと24bit/48kHzのデジタルエフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラス、フェイズシフター)を搭載。このエフェクトのチョイスもDave氏ならでは。

連続可変可能なディスクリートVCO、Prophet-5にインスパイアされたVCF

Prophet-6 Moduleの温かくパンチの効いたサウンドは、ボイス毎に2基ずつ搭載された新設計のディスクリートVCOに依るものです。オシレーターの波形は三角波、ノコギリ波、矩形波/パルス波をノブで連続可変できるので、三角波とノコギリ波のミックスやノコギリ波と矩形波のミックスといった、Prophet-5では不可能だった微妙なニュアンスを持った波形も作り出せます。パルス波のパルスワイズは別に用意されたパルスワイズノブで変更します。もちろんオシレーターシンクを搭載しているので、鋭いエッジの効いたシンクリードサウンドなども演奏可能。Slopコントロールはヴィンテージを再現したランダムなチューニングのゆらぎをオシレーターに加え、温かくファットなサウンドにします。

フィルターはボイス毎にProphet-5にインスパイアされた4ポール・レゾナント・フィルターと、Prophet-5では不可能だった音作りを可能にする4ポール・レゾナント・ハイパスフィルターを搭載しています。キーボード・トラッキングをフルにすればカットオフ・フリケンシーは完全にキーボードに追従するので、発振音をオシレーター代わりにした音作りができます。Prophet-6 Moduleのフィルター発振により生成されるサイン波は美しく、Prophet-5の様に透き通る様なポルタメント・リードを演奏できます。

ポリフォニック・ステップ・シーケンサーと柔軟なアルペジエーター
トゥルーバイパスも可能なデジタルエフェクトを搭載

ポリフォニック・ステップ・シーケンサーは和音を用いたシーケンスも作成できる、パワフルなライヴパフォーマンスツールです。非常にシンプルなステップ入力で打ち込み後、即座にプレイバックできます。最大64ステップ、各ステップに6ノートを記録可能。パネル上部のプレイボタンを押す事でプレイバックします。

アルペジエーターはUP、DOWNなど全5モード、最大3オクターブでアルペジオを演奏可能です。HOLDボタンを併用すれば鍵盤から手を離してもアルペジオを継続します。

ポリフォニック・ステップシーケンサー、アルペジエーター、テンポディレイのBPMはCLOCKセクションで設定します。テンポの分解能の設定とタップテンポによるBPMの設定も可能。外部MIDIクロックともMIDIシンクが可能なので、シーケンサーやドラムマシンとの正確な同期演奏にも対応できます。さらに本体背面のSEQUENCEジャックにドラムトラック等のオーディオソースを入力して、オーディオ信号との同期演奏も可能です。

Prophet-6 Moduleにはヴィンテージサウンドにさらに磨きをかけるスタジオクオリティのデジタルエフェクトが搭載されています。このエフェクトはステレオ24bit 48kHzで内部処理され、サウンドを完成させます。熱心なアナログフリークの中には「せっかくのアナログサウンドがデジタル処理されるのは…」とデジタル処理を敬遠される方もいるかもしれません。Prophet-6 Moduleのエフェクトブロックはトゥルーバイパスも可能なので、ピュアなアナログサウンドを100%そのまま出力する事も可能です。アナログ処理で出力されたまま、お気に入りのアンプやエフェクターに入力して楽しむ事もできます。

デジタルエフェクトとは別に、心地よい歪みを加えるステレオ・アナログ・ディストーションを搭載。歪みを与える事でサウンドを際立たせ、より主張の強いサウンドに仕上げる事もできます。

Prophet-5を受け継ぐ優れた操作性
分かりやすいパネルレイアウトとダイレクトアクセス

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ディスプレイは現代的な液晶や有機ELなどではなく、クラシックな3桁の7セグメントLEDディスプレイを採用しています。音色に名前を付ける事はなく、全て3桁プログラムナンバーで表示します。音色の選択はProphet-5を受け継ぐクラシックスタイルで、ディスプレイ左のバンクボタンを押して0〜9までのバンクを選択、ディスプレイ右のTENSボタンでプログラムナンバーの10の位を選択、そしてディスプレイ右の0〜9まで並んだプログラムボタンを押して音色を選択します。10の位ごとに使う音色をプロジェクトや曲毎に設定しておけば、プログラムボタンを押すだけでダイレクトに音色を選択できます。

音作りに関係するほぼ全てのパラメーターはコントロール・パネル上に配置されており、面倒な階層表示やボタンによる機能の切り替えはありません。一度に全てを見渡しながら、音作りに集中出来る設計です。
音色はプリセット500プログラム、ユーザー500プログラム、合計1000プログラムもの膨大な音色を記憶可能です。

プログラムボタン等に採用されているProphet-5と同じ形のヴィンテージスタイルのボタンは押し心地が良く、プログラムの切り替えと同時に演奏者の気持ちをも切り替えてくれるでしょう。Prophet-5を演奏した事のある方には懐かしく、初めての方にも心地よいインスピレーションを与えてくれます。

Prophet-5のサウンドデザイナーJohn Bowenによる
オリジナルProphet-5を再現したプリセットも収録

John BowenはオリジナルのProphet-5をはじめ、Prophet-10、Prophet-T8、Prophet-VSなどSequential製品のほとんどのプリセット・サウンドプログラムを担当しました。多くのシンセサイザーメーカーを渡り歩き、現在も自身のブランドのシンセサイザーを開発するなど、第一線で活躍しています。
「私はDaveから最初にProphet-6の話を聞いた際、Prophet-5のファクトリープログラムをそのまま再現可能かどうか非常に興味がありました。彼は是非それを試してみてくれと私に言いました。Prophet-6を受け取った時、新しく追加された機能に感銘を受けました。私が設計したオリジナルのPoly ModulationをDaveはバイポーラーにし、より柔軟性に富んだ音作りを可能にしました。ハイパスフィルターが搭載された事で、Prophet-5では作り出す事の出来ないサウンドを作成できます。私は過去に作成したプリセットサウンドのほとんどを正確に再現できる事が幸せでした。新しく追加されたデジタル・エフェクトでそれらに更に磨きをかける事ができました。私は今日のマーケットに於いてこのデジタル・エフェクトはは欠く事のできない重要な機能だと思います。私はDaveがこの素晴らしいシンセを作り出した事を祝福します!」

Prophet-6のプリセットナンバー411から458が、Prophet-5の1-1から5-8のプリセットに相当します。数々の名曲で使用された「あのサウンドたち」を自身の手で演奏する事も、伝説のプログラムを元にして新しいサウンドを作り出す事もできます。

ボイス数を拡張するPoly Chain機能
最大12ボイスのスーパー・アナログ・ポリシンセを構築可能

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Prophet-6 Module はもう一台の Prophet-6 シリーズと「ポリチェイン接続」をする事で、同時発音数を拡張することができます。演奏中にポリチェインマスターが同時発音数を超えた際に、その演奏情報を次にポリチェインしたユニットに送信し、発音数を増加させます。接続はMIDIケーブルで Prophet-6 Module の MIDI OUT からもう一方の Prophet-6 の MIDI IN に接続するだけです。Poly Chain 機能によりアナログ・ポリシンセサイザーとしては脅威的な12ボイスを持つスーパーシンセサイザーを構築することが可能です。

ポリチェイン接続した際でもオーディオ信号ははそれぞれのシンセサイザーから出力されます。オーディオアウトを別途ミキサー等に立ち上げ音量を揃える必要があります。
Evolver シリーズ、Prophet”08 シリーズ、Prophet12 シリーズはボイスアーキテクチャが異なるため、Prophet-6 Module とのポリチェイン接続には対応しておりません。

キーボードバージョンのコントロールとデザインを踏襲
コンパクトなモジュール・バージョン

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Prophet-6 Module はキーボードバージョンのコントロールとデザインを踏襲し、コンパクトなモジュール・バージョンとして再レイアウトされました。横幅はキーボードバージョンと比べて34%も小型化したものの、音作りに必要なノブやスイッチ、ディスプレイは一つも削る事無く全てコントロール・パネルにレイアウトされています。

楽器としての色気と存在感を漂わせる美しい仕上げのサイドウッドとフロントウッド。SEQUENTIAL のロゴプレートもキーボードバージョンと同じ位置にそのままです。

Prophet-6 Module はお気に入りのキーボードを MIDI 接続するだけで極上の Prophet サウンドを奏でてくれます。またスペースが限られるスタジオで場所を取らず、DAW システムから USB ケーブル一本でコントロールする事もできるので、打ち込みがメインのミュージシャンにも最適な一台です。
※Prophet-6 Module はテーブルトップ・モジュールです。横幅が19インチラック規格のサイズより大きいため、ラックマウントには対応していません。




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Sequential復活の裏にあるドラマ

Prophet-6はDave Smith InstrumentsではなくSequentialブランドから発売されます。しかしSequentialというブランド名(社名)はYAMAHAに買収されてして使用できなかったはず。

それを打ち破ってSequentialが復活したのにはこういういきさつがありました。

2013年、Dave Smith氏とRoland創業者の梯氏がグラミーアワードの「テクニカル賞」を受賞しましたことはまだ記憶に新しいでしょう。

4Day177_1二人は30年前に今や音楽制作に不可欠のMIDI規格を制定した仲間。その貢献が讃えられ受賞となりました。特に梯氏は同賞の日本人個人での受賞が初ということもあり、楽器以外のメディアも取り上げ大きなニュースとなりました(梯氏のお名前通り音楽の「架け橋」となるMIDI規格を世に送り出した意義は計り知れません)。そして両者はこの受賞を縁に親交を深めます。

そして2014年、RedBull Music Academyの企画で来日したDave Smith史は梯氏と再会します。その際に梯氏の働きかけでYAMAHAが所有権をDave Smith史に譲ることになりました。しかも無償で。

そこでいったいどんな言葉が交わされたのかを知る者は多くはいません。ただシンセサイザーの歴史を作り担って来たBIG3だからこそお互いの熱意や思いを組このような快挙を果たすことができたのではないでしょうか。この熱すぎる3人の巨匠達の結びつきから生まれたのが、このSEQUENCIAL Prophet-6なのです!

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