会場内をブラブラと歩いていたとき、けっこうな人だかりを発見。また有名人がサイン会でもやってるのかな〜と思って覗いてみると、そこは「Audio Impressions」社という全く知らない無名メーカーのブース……。最初は何でこんなに人が集まっているんだろう?と思ったのですが、デモを少し見て納得しました。無名の会社ながら、もの凄い製品を出品していたのです!!!

社名と同じ「Audio Impressions」という名前が付けられたこの製品は、一語で言えば高品位なオーケストラ・ライブラリーと、それを“コントロールする”ためのソフトウェアがバンドルされたもの。

コントロール・ソフトウェア:Audio Impressionsの核となるのが、「DVZ RT(Real Time)」という機能で、これを使用することでストリングス・オーケストラの最大70人のプレイヤー(第一ヴァイオリン×18、第二ヴァイオリン×16、ヴィオラ×14、チェロ×12、バス×10。要は音源のパートのことです)の“演奏時のクセ”を、個別に設定することが可能になります。実際に設定できるパラメーターは、音程の揺れや発音タイミングの揺れ、アタックのエンベロープ、リリースのエンベロープ、グリッサンドの種類/時間などなど……。これまでは音源/サンプラーを使用したオーケストレーションというと、けっこう頑張ったものでも10数パートという感じでしたが、DVZ-RTによって真のオーケストレーションが実現するのです!本物のN響の各プレイヤーのクセを見ながら、それをじっくりとシミュレートするというのも楽しいかもしれません(って、そんなヤツいないですね)。

また「Space」という機能では、DVZ RTの各プレーヤーを、バーチャルなステージに自在に配置することができます。これはリヴァーブ/残響効果を得るためのものではなく、ステージに立てたマイクへの音漏れや、プレーヤー同士がお互いのサウンドに与える影響などをシミュレートするものです。
もちろんAudio Impressionsには、膨大なサウンド・ライブラリーが付属。スタッフに話が訊けなかったので不明な点も多いのですが、今後が楽しみな製品だと言えるでしょう(日本の代理店はどこになるのでしょうか?)。
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