
今回のNAMMで密かに期待していたのは、REASONのメジャー・バージョン・アップでした(すなわち、「REASON 4」ということですね)。REASON 3からしばらく月日が経っていたので、今回のNAMMでは何かしら大きな動きがあるに違いない!と期待に胸を膨らませてブースを訪れてみたのですが……新しいニュースは特に無し。

うーん、ガッカリ……。とりあえずブース内のREASONシステム(写真を参照。ちなみにモニター・ディスプレイには、Apple 23-inch Cinema HD Displayが縦方向で使われてました)で遊んでいこうかと思ったそのとき、ふと横を見るとPropellerhead社の創業者兼開発者のハンスさん が立っているじゃありませんか! こんなチャンスは滅多にありません。もちろん僕は勇気を振り絞って(つたない英語で)訊きましたよ。「REASON 4は一体どうなってるんですか!?」と……。
するとハンスさん、「ナヌ? トーキョーのRock oN Company!? REASONのグレイト・セラーじゃないか! よし、わかった。キミには内緒で“テクノロジー・プレヴュー”を見せてあげよう。こっ ちに来なさい」と、会場奥の別室に案内してくれたのです!!!
そして案内された別室で僕が見たものは……「Thor(ソアー)」と名付けられた新開発のデバイスでした!!!

ポリフォニック・シンセサイザー・デバイスであるThorは、同種のSubtractorやMalstromとは異なり、モジュラー設計となっている点が最大の特徴です。Moog Moduler VやVirtual MS-20のようにパッチ・コードは使用せず、ウィンドウ下部に備わったマトリクスによって、縦横無尽なパッチング/モジュレーションが可能。本物のモ ジュラー・シンセサイザーのように、オーディオ・シグナルとコントロール・シグナルは分け隔てなく(区別なく)使用することができ、例えば外部オーディオ 入力のアタックを使ってエンベロープを変調させるといった技も簡単にできます。ハンスさんによれば、Thorは「ソフトウェアとして初めての“完全な”モ ジュラー・シンセサイザー」とのこと。ウィンドウ最下段に備わったステップ・シーケンサーではフレーズを鳴らすのはもちろんのこと、な、なんと波形生成 (!!!)も行えます。

肝心のサウンドはと言えば、今回はヘッドフォンのみの試聴でしたが、SubtractorともMalstromとも全く異なる感触で、艶とコク(?)のあ る濃厚なサウンドという印象でした。試奏しながら勝手に想起したのは、「MoogオシレーターのARP」。音作りの“ヤル気”を喚起してくれる、非常に使 いでのあるシンセサイザーといった感じです。
「Thorというのはスウェーデンではポピュラーな名前なので今回付けてみたんだ。ちなみにこのThorは、あくまでも“テクノロジー・プレ ヴュー”であって、決してREASON 4の新機能というわけではない。第一、僕らは「REASON 4」という名前を、これまで一度も使ったことはないよ(笑)。僕らは製品を出荷する直前まで、決してリリースをアナウンスすることはない。この点では Appleと似ているかもしれないね。ただ、いろいろな開発を行っているのは確かだから、ユーザーは気長に待っていてほしい」以上、ハンスさんからのメッセージでした。レポート製品の人気投票にご協力下さい!! 興味度を5点満点(★5つ)で評価。投票は★をクリックするだけです! レポートページそれぞれに、1回ずつ投票できます。 投票結果はロックオンのキャンペーンやセミナー、セール等、様々な企画の参考にさせて頂きます◎
*下記フォームにご入力頂いたお名前、Emailアドレス、コメント内容は公開されません。NAMM2007のレポート内容についてはもちろん、オンラインストア、渋谷店舗へのご要望やご意見など、お気軽にコメント下さい!
3rd Dayのリストへ戻る